小松英之が語るアギーレジャパン初陣
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アギーレジャパンの初陣はホームでウルグアイに02で敗戦。
だがこの試合は結果よりも、アギーレ監督がどんなサッカーをするのかが注目であったから、強豪ウルグアイに負けたことも、ホームで負けたことも、それほど気にならない。むしろ、ほぼベストメンバーで来てくれたウルグアイに感謝したいくらいだ。
ただし、スコアではなく、個々のプレーには苦言を呈したいことがある。それは、ミスやシュートを決めきれない選手たちだ。
1失点目のトラップミス(坂井選手)。
2失点目のクリアミス(酒井宏樹選手)。
前半フリーのヘディングを外したプレー(皆川選手)。
後半、(とってもいいシュートだったが)ポストに当ててしまったシュート(武藤選手)。
最後のひとつ以外は、苦言だ。初選出だからとかは言い訳にならない。初選出でもなんでも、結果を出す。ミスを出さない。世界の強豪国の選手たちは、そうやって強豪国でレギュラーをつかんでいるのだ。遠慮も要らない代わりに、結果を求めることに対しても遠慮は要らない。
日本はもうそういうレベルで語られていいと思う。
初選出だから…まだ連携が…本田や長友や岡崎に遠慮して…
そんなことを言っていては、チーム作りに時間がかかりすぎる。4年という時間は365日×4と考えると長いが、代表チームにとっては長くないのだ。
明確な結果。
誰がそれを出すのか。
それを次戦では注目していきたい。
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小松英之(こまつひでゆき)
サッカーコラムニスト。
サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。
【略歴】
静岡生まれ。
小さい頃から地元の高校である清水商業(当時)や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。Jでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。
【観戦経験】
英プレミア:マンU(香川在籍時)、チェルシー、マンチェスターC。
リーガ:バルセロナ
セリエ:ユベントス、ローマ。
ブンデス:ニュルンベルク(長谷部、清武在籍時)、ハンブルガーSV
【中国Cリーグ】
中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花や武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鐸氏とは何度も会食している。
08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。
09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。
※当ブログでは、中国1部リーグの呼称を中国で一般的に使われている「中超」に統一いたします。「中超」は中国語の「中国超級聯賽」の略です。
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