中村祐人が前半のみで交代!確実にチームの完成度が上昇している黄大仙
※当ブログでは、中国1部リーグの呼称を中国で一般的に使われている「中超」に統一いたします。「中超」は中国語の「中国超級聯時」(中国スーパーリーグ)の略で、日本でいうJ1に相当します。また、香港プレミアリーグについては「香港プレミアリーグ」と記します。
香港プレミアリーグ第9節が各地で行われ、中村祐人がプレーする黄大仙はホームで元郎に1-1で引き分けた。引き分けではあったものの、これにより黄大仙は順位をひとつあげて8位となった。
黄大仙はチームとしての完成度を確実にあげてきている。昨年末のカップ戦においても、鉄壁の守備で相手にゴールを許さず、中村祐人の決勝ゴールで夢想駿其に1-0と勝利している。
さらに注目すべきは黄大仙のレギュラー争いだ。この一月の移籍市場で新たに外国人選手が加わり、チーム内の競争が激化。元郎戦ではなんとエースで10番、キャプテンの中村祐人が前半のみで退くという采配であった。戦術的交代のようだが、中村を下げてでも勝ちにいくというのは、それだけの戦力が黄大仙にも付いてきた証左であろう。
今後の黄大仙に注目だ。
サッカーコラムニスト松本忠之が「まるでコネクティッドカー」と表現した天才フットボーラー中村祐人