【公式】松本忠之「中国人は反日なのか」(コモンズ出版)著者のブログ

中国が発信している情報を偏見なく紹介します。その他、趣味のサッカー(ガンバ大阪/清水エスパルス/バルセロナ)やお酒の話題など。

中村祐人&黄大仙観戦記2/5

※当ブログでは、中国1部リーグの呼称を中国で一般的に使われている「中超」に統一いたします。「中超」は中国語の「中国超級聯時」(中国スーパーリーグ)の略で、日本でいうJ1に相当します。また、香港プレミアリーグについては「香港プレミアリーグ」と記します。

予約していたセントラルのイタリアン レストランにて夫人も同席してディナーを楽しみながら話を聞かせてもらった。

まず何より私が言いたかったのは審判の質だ。滅多にブーイングなどしない私だが、この試合のレフェリーには少なくとも3回は立ち上がってブーイングを飛ばした。はっきりいってプロの試合の審判とは程遠いレベルだった。

「まぁ、相手チームも同じように感じてたと思いますけどね」

中村は至って冷静にそう言ったが、あの幻のゴール以外にもあまりにひどい判定(とくにオフサイド)に私は試合を台無しにされたとしか思えなかった。

ワントップでひとり前線に張っている中村のプレーが少なくとも2回、明らかにオフではないのにフラッグを挙げられていた。あれではDFラインすれすれを狙って裏へ飛び出す中村の得意プレーが効果を発揮しない。そればかりではなく、相手チームの明らかなオフサイドをオンとして流した判定すらあった。幸いシュートはゴールをかすめて外れていったが、あれが決勝点となってしまっていたら、まさに大誤審だ。何も私だけが明らかなオフサイドと憤っているわけではない。黄大仙の監督も第四審判に激しく抗議していた。

サッカーコラムニスト松本忠之が「まるでコネクティッドカー」と表現した天才フットボーラー中村祐人