女子W杯の人工芝問題はなでしこだけではない!
※当ブログでは、中国1部リーグの呼称を中国で一般的に使われている「中超」に統一いたします。「中超」は中国語の「中国超級聯賽」(中国プレミアリーグ)の略で、日本でいうJ1に相当します。
また、香港プレミアリーグについては「香港超級聯賽」と記します。
カナダで行われている女子W杯。なでしこジャパンは苦しみながらも初戦のスイス戦を1-0で制した。このW杯前に注目されていたのが人工芝の件。選手は口々に「問題ない」「慣れれば大丈夫」と語っていたが、開幕してから、実際はどうなのだろうか。
中国メディアが報じたところによると、
1、アメリカメディアによると、開幕戦(カナダ1-0中国)当時の気温は23度だったにも関わらず、ピッチの地表温度は49度にも達していた
2、イギリスメディアによると、1、のような現状が起こるのは、人工芝の原料であるプラスチック材とゴム材の相互作用にプラスして、選手のスパイクとピッチの摩擦によって地表温度が絶えず上昇するという。
とのふたつの報道を取り上げて、人工芝の問題点を指摘した。ただし、別に開幕戦で負けたことを人工芝のせいにしているわけではないので悪しからず。
同中国メディアによれば、人工芝は天然芝に比べて「より高く、より速く、より強く」というオリンピックのスローガンのひとつと同じ効果があるという。つまり、人工芝のほうが天然芝よりも高く、速く、強く、ボールが動くという。これが選手たちを困惑させる原因だろう。
別の報道によれば、開幕間もない現時点ですでにFIFAは各国から人工芝の問題点を提議されており、将来的に女子W杯では人工芝グラウンドを使わない、と約束したとまである。真偽は定かではないが、人工芝のグラウンドが不評なことは確かなようだ。
そんな中、なでしこジャパンは、そして中国代表は、どこまでいいパフォーマンスを見せられるか。
注目だ。