ゴール直後の気持ちは「起死回生」
アジア杯グループB
中国1-0サウジアラビア
この試合でFKから決勝点を叩き込んだ中国代表の于海(貴州人和)。その于海のヒーローインタビューを日本語でお届けする。
—サウジアラビア戦で決勝点を決めた。まずは試合後の感想を。
「自分のゴールでチームを勝利に導くことができたのが1番嬉しい。でも、この試合には改善点も多かった。残りの二試合はもっと難しい試合が続く。この試合は過ぎたこととして一旦忘れて、次の試合に向けてしっかり準備をしたい」
—あのFKについて聞かせてください。あの位置でFKを得た時、すぐに直接狙えると思ったんじゃないですか?
「練習の時からFKは僕と蒿俊(山能) のどちらかで相談して決めるようになっていた。ただ、あの場面では 蒿俊はもう交代してベンチに退いていたから、必然的に僕が蹴ることになった。ただ、ボールをセットしている段階では、実は迷っていたんだ。合わせるか、直接狙うか。でも壁を見たとき
、サウジアラビアの選手が2人しか立っていなかった。しかも僕の左足から狙うコースがほんの少し空いていたんだ。サウジに隙があったと思ったよ。だから運試しに直接狙ってみようと思ったんだ。まさか、こんなに運がいいとは思わなかったけどね」
—代表の練習では、あなたは合わせてばかりで、直接狙っていたのは見たことがなかった。
「その時の練習では合わせる戦術をやっていたんだろうね。でも実際に僕は代表の練習では直接狙う練習はしていなかった。だからやっぱり運がよかったんだ」
—ゴール後のあなたはとても興奮していたように見えたけど、こういう重要な試合で代表はゴールが少ないから余計にうれしかったのですか?
「どんなゴールも選手なら嬉しいものだけど、こういう大事な試合では特にね。試合前からチームでこの試合の重要性は話していたからなお更だね。ちょうどこのゴールの直前にサウジに決定機があって、幸いにも外してくれた。その直後のゴールだったから、まさに起死回生という感覚だった。それも特に嬉しかった原因だね」
次戦のウズベキスタン戦にも期待だ。