【公式】松本忠之「中国人は反日なのか」(コモンズ出版)著者のブログ

中国が発信している情報を偏見なく紹介します。その他、趣味のサッカー(ガンバ大阪/清水エスパルス/バルセロナ)やお酒の話題など。

北京国安が史上最高額を支払った選手とは…

※当ブログでは、中国1部リーグの呼称を中国で一般的に使われている「中超」に統一いたします。「中超」は中国語の「中国超級聯賽」(中国プレミアリーグ)の略で、日本でいうJ1に相当します。

内援(国内選手のこと)としてはクラブ史上最高額となる3000万元(約六億円)での移籍となった。

北京国安が獲得した于大宝(大連)だ。

そもそも、2014年シーズンが始まる前に北京と広州恒大が于大宝獲得を争っていたのは有名な話で、恒大などは5000万元を用意していたとも言われていた。しかし、結局、于大宝は大連に残る決断を下した。ただ、周知の通り大連は今シーズン下から数えて2位の15位に沈み、来季は中甲(2部に相当)に降格することが決まっている。これではさすがにクラブも彼を引き留めることはできなかったのであろう。現に、大連の趙会長は全力で引き留めたとの報道もあった。

于大宝:26歳。青島市出身。身長176センチ。体重75キロ。ポジションFW。2006年テスト生としてトレーニングに参加していたポルトガルベンフィカのトップチームと契約。しかし出場機会に恵まれず、2部を含むポルトガルリーグの複数クラブへのレンタル移籍を繰り返した。その後、2010年に天津泰達への移籍をきっかけに中国に戻った。2012年に大連へ移籍し、中国代表にも選出された。スピードあるドリブルからの突破が持ち味。

ポルトガルでもまれた経験が中超では重宝され、常に強豪クラブから触手が伸びていた于大宝。このたびついに優勝を狙える北京に移籍したことにより、さらなる活躍に期待したい。

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小松英之(こまつひでゆき)

サッカーコラムニスト。

サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。

【略歴】

静岡生まれ。

小さい頃から地元の高校である清水商業(当時)や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。Jでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。

【観戦経験】

英プレミア:マンU(香川在籍時)、チェルシーマンチェスターC。

リーガ:バルセロナ

セリエ:ユベントス、ローマ。

ブンデスニュルンベルク(長谷部、清武在籍時)、ハンブルガーSV

欧州CL:バルセロナベンフィカ

【中国Cリーグ】

中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鐸氏とは何度も会食している。

08年 Cリーグ武漢光谷の日系企業スポンサー募集担当。

08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。

09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。

※当ブログでは、中国1部リーグの呼称を中国で一般的に使われている「中超」に統一いたします。「中超」は中国語の「中国超級聯賽」の略です。

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