トルシエが正式に監督就任へ…岡田監督と同じクラブで
※当ブログでは、中国1部リーグの呼称を中国で一般的に使われている「中超」に統一いたします。「中超」は中国語の「中国超級聯賽」の略です。
先日の記事で書いていたが、正式に発表された。
元日本代表監督でフランス人のトルシエ監督が中超の杭州緑城の監督に就任した。
このクラブは岡田武史監督が指揮を執っていたことでも有名。
昨季は16チーム中11位と下位に甘んじたが、岡田監督時代に掲げた「ACL圏内」の目標は決して変わってはいない。それだけに、トルシエ監督の手腕に注目が集まる。岡田監督もなしえなかったACL圏内の目標をトルシエは達成できるだろうか。
もっとも、トルシエは以前にも中国で指揮を執ったことがあり、その意味では岡田監督よりも経験がある。
杭州は若手を育てることでチームの底上げを図っており、広州恒大のような潤沢な資金力で世界的プレーヤーを獲得してきてはチーム力を増強していくというチームではない。ゆえに、トルシエ監督がいかに限られた資金と人的資源の中で結果を残してくれるのか。そこは非常に興味深いところだ。
来季の杭州から目が離せない。
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小松英之(こまつひでゆき)
サッカーコラムニスト。
サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。
【略歴】
静岡生まれ。
小さい頃から地元の高校である清水商業(当時)や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。Jでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。
【観戦経験】
英プレミア:マンU(香川在籍時)、チェルシー、マンチェスターC。
リーガ:バルセロナ
セリエ:ユベントス、ローマ。
ブンデス:ニュルンベルク(長谷部、清武在籍時)、ハンブルガーSV
【中国Cリーグ】
中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花や武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鐸氏とは何度も会食している。
08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。
09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。
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