広州恒大がフランス代表に年俸1500万USDのオファーも拒否
広州恒大の飽くなき向上心と底なしの資金力…
ロシアメディアが報じたところによると、広州恒大がフランス代表でディナモ・モスクワでプレーするマテュー・ヴァルブエナ獲得のために、年俸1500万米ドルを準備したが、ディナモ・モスクワには現在、同選手を売る気はなく断られたという。
それにしても、1500万米ドルの年俸を準備するとはさすがの資金力だ。日本円にして約17億円。数多くある中超クラブといえども、これだけの年俸を準備できるクラブはまずない。それに、広州はすでにエウケソン、ディアマンティ、ジラルディーノを抱えており、その上での獲得を狙っているのだ。
もっとも、先日も報じられたとおり、ディアマンティは移籍の可能性が高く、それを見越してのオファーとも考えられる。このニュースが報じられたことで、いよいよ、ディアマンティが移籍してしまう可能性が高くなったといえる。
ヴァルブエナ獲得がなくなった今、広州が次に触手を伸ばすのはいったい誰なのか。
まだまだ目が離せない。
※当ブログでは、中国1部リーグの呼称を中国で一般的に使われている「中超」に統一いたします。「中超」は中国語の「中国超級聯賽」の略です。
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小松英之(こまつひでゆき)
サッカーコラムニスト。
サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。
【略歴】
静岡生まれ。
小さい頃から地元の高校である清水商業(当時)や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。Jでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。
【観戦経験】
英プレミア:マンU(香川在籍時)、チェルシー、マンチェスターC。
リーガ:バルセロナ
セリエ:ユベントス、ローマ。
ブンデス:ニュルンベルク(長谷部、清武在籍時)、ハンブルガーSV
【中国Cリーグ】
中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花や武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鐸氏とは何度も会食している。
08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。
09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。
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