年間最優秀監督賞・北京マンサーノ監督って？

中超年間アワードで最優秀監督に選ばれたのは、北京国安の就任1年目で、スペイン出身のグレゴリオ・マンサーノ監督。昨日、おとといの記事でその受賞インタビューを掲載したが、一体、どんな監督なのだろうか？

1956年スペイン生まれ。

ずっと自国にて監督キャリアを積んできた監督で、イタリアやイングランド、ドイツ、フランスなど欧州の他国ですら指揮と取ったことはない。またスペイン国内の監督を務めてきたが、レアル・バルサの２大ビッグクラブを率いたことはないが、バリャドリード、マラガ、マヨルカ、セビージャ、アトレティコ・マドリードなどを率いた経験がある。

獲得したタイトルは２００３年シーズンのマヨルカでコパ・デル・レイを。また個人のタイトルとしてｈさ、２００８年シーズンの同じくマヨルカ時代にシーズン最優秀監督賞を受賞している。監督として決して華やかなキャリアを積んできたわけではないが、限られた戦力＆予算の中堅クラブで最大限の結果を残すことに手腕を発揮する監督というイメージがあるようだ。

そんなスペイン人指揮官が今年から率いているのは中国の北京国安。

世界的に見れば中国のリーグはレベルが低いが、中国の中では戦力＆資金共にトップレベルにあるクラブ。就任一年目となった今シーズンは２位となったが、昨年まで圧倒的な強さで断トツの優勝を飾ってきたリッピ率いる広州恒大と、最終節までもつれこむ優勝をかけた戦いを展開し、監督としての手腕を発揮した。一年目からいきなり見せてくれた見事な手腕。来季は広州がリッピから監督経験のないカンナバーロに指揮官が交代する。もしかすると、来季こそは広州恒大を破ってチャンピオンになるかもしれない。

来季の国安にはさらに注目だ。

※当ブログでは、中国1部リーグの呼称を中国で一般的に使われている「中超」に統一いたします。「中超」は中国語の「中国超級聯賽」の略です。

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