リッピは会見時にイタリア語で暴言を吐いていた!
リッピは会見時にイタリア語で暴言を吐いていた!
先日のホームでの北京戦。
引き分けでも優勝が決まる状況だったにもかかわらず、ゴールを奪えず、更にはFKでゴールを奪われ、自軍は退場者まで出す始末…まさに踏んだり蹴ったりだったリッピ広州。そのリッピ監督がこの試合後の記者会見でイタリア語で暴言を吐いていたことがわかった。
当該場面は北京関係の記者がこんな質問をした時だ。
「今日はスタジアムに優勝セレモニーの準備をしていたようだが?」
質問が北京の記者だけに、取りようによっては皮肉にも聞こえる。
ここでリッピは思わずイタリア語で暴言を吐いてしまったようだ。いわく、
「君らはそんなことも知らんのか、くそったれ」。
というのも、優勝セレモニーは中国サッカー協会の範疇であり、広州恒大が自主的に準備をするわけがないからだ。それをあたかも自分たちで用意したかのごとき前提で質問されたものだから、リッピはいらっときたのだろう。
ともあれ、リッピの暴言はこの記者に向けられたというよりも、いらいらの感情から出てしまったもののようだから、処分などはまずないだろう。
今はもう前を向いて。
次の山東戦で優勝を決めるのみ。
※当ブログでは、中国1部リーグの呼称を中国で一般的に使われている「中超」に統一いたします。「中超」は中国語の「中国超級聯賽」の略です。
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小松英之(こまつひでゆき)
サッカーコラムニスト。
サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。
【略歴】
静岡生まれ。
小さい頃から地元の高校である清水商業(当時)や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。Jでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。
【観戦経験】
英プレミア:マンU(香川在籍時)、チェルシー、マンチェスターC。
リーガ:バルセロナ
セリエ:ユベントス、ローマ。
ブンデス:ニュルンベルク(長谷部、清武在籍時)、ハンブルガーSV
【中国Cリーグ】
中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花や武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鐸氏とは何度も会食している。
08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。
09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。
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