苦節18年!中国代表が日本代表を撃破!
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苦節18年。ついにこの瞬間がやってきた…
上位4カ国に来年ニュージーランドで行われるU-20W杯の出場権が与えられる、「未来のA代表」にとってとても大事な大会であるAFCのU-19選手権がミャンマーで開幕。中国代表は大事な初戦に「アジア突破に立ちはだかる最大の壁」日本代表との一戦を迎えた。
日本代表はC大阪の南野をU-21には帯同させず、この大会に専念させるなど、この大会に真剣勝負で挑んできた。対する中国は同じグループCに日本、韓国、ベトナムと「アジアの2大障壁」が入っていることから、あまり注目されておらず、「どうせ日本と韓国は超えられない」というのが戦前の大方の予想だった。
ところが…
なんと初戦でその日本代表に21で勝利したのだ。しかも、試合から開始わずか1分で(PKによる)ゴールを奪うという好調なスタート。その後、日本に追いつかれるも、後半、直接FKから勝ち越しゴールを決めて勝利した。
俄然、盛り上がる中国メディア。
それもそのはず。なんと、ユースの大会で中国が日本に勝ったのは1996年以来だという。苦節18年というわけだ。どうりでメディアも沸き立つわけである。しかも、A代表がふがいない今、中国国民は(代表への関心は全体的に低いものの)若い世代に注目している。その若い世代が金星を挙げたのだ。
さぁ。
この勢いに乗って、もうひとつのアジアの壁、韓国にも勝利できるか。日本に勝ったならば、ベトナムに負けるわけにはいかない。中国代表に注目だ。
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小松英之(こまつひでゆき)
サッカーコラムニスト。
サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。
【略歴】
静岡生まれ。
小さい頃から地元の高校である清水商業(当時)や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。Jでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。
【観戦経験】
英プレミア:マンU(香川在籍時)、チェルシー、マンチェスターC。
リーガ:バルセロナ
セリエ:ユベントス、ローマ。
ブンデス:ニュルンベルク(長谷部、清武在籍時)、ハンブルガーSV
【中国Cリーグ】
中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花や武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鐸氏とは何度も会食している。
08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。
09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。
※当ブログでは、中国1部リーグの呼称を中国で一般的に使われている「中超」に統一いたします。「中超」は中国語の「中国超級聯賽」の略です。
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