中超アンケート「もっとも影響力のある都市」
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もっとも影響力ある中超の都市は広州…
中国最大のポータルサイト「新浪」スポーツが独自のアンケートを行った。
中超で戦うクラブのホームタウンの中でどの都市が最もリーグに影響力を持っているかというアンケートで、今季やここ数年のクラブの実績に加えて、9つの質問からサポーターにアンケートを取り集計した。
その結果、第1位は当然というべきであろう、広州が選ばれた。
中超のみならず、昨季はアジアも制した広州恒大を擁する都市で、なおかつ今季上位争いに食い込んでいる広州富力も広州をホームタウンとしている。
2位は済南。ここは山東魯能を擁する都市だ。今季ACLに出場した同チーム。ここ数年はACLに出たり出なかったりの成績だが、広州恒大が出現するまではACLの常連、中超の優勝争いの常連チームだった。その印象が強いのだろう。
3位は北京。北京国安を擁する首都だ。北京国安はここ数年力をつけてきて、ACLの常連になるとともに、広州恒大以外で中超で優勝できるとすればこのチームだろう。地力があるし何年間にもわたって連続で上位の成績を残すのは容易ではない。
この3つがアンケートでは圧倒的に上位3都市。
4位からは大連、南京、上海、ハルピンと続く。大連は日本でいうところの静岡のような「昔ながらのサッカー王国」のイメージ。個人的には自分が在住している上海が6位といのが不服だ。もっとがんばってもらいたい。
いずれにしろ、中国サッカーにおける「広州の時代」はまだまだ続きそうだ。
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小松英之(こまつひでゆき)
サッカーコラムニスト。
サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。
【略歴】
静岡生まれ。
小さい頃から地元の高校である清水商業(当時)や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。Jでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。
【観戦経験】
英プレミア:マンU(香川在籍時)、チェルシー、マンチェスターC。
リーガ:バルセロナ
セリエ:ユベントス、ローマ。
ブンデス:ニュルンベルク(長谷部、清武在籍時)、ハンブルガーSV
【中国Cリーグ】
中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花や武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鐸氏とは何度も会食している。
08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。
09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。
※当ブログでは、中国1部リーグの呼称を中国で一般的に使われている「中超」に統一いたします。「中超」は中国語の「中国超級聯賽」の略です。
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