なぜだ!これで2試合連続のロスタイム失点負け
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天津のクラブ関係者は頭を抱えていることだろう。
2試合連続のロスタイム失点。しかも、今回はホームで…
中超22節が各地で行われた。
天津はホームに遼寧を迎えての一戦。アウェイの遼寧に先制されるも、後半に追いついて11。ホームで負けられない天津。最低ラインの勝ち点1かと思われたが…91分。遼寧はゴール前で宇が頭でつないだボールにジェームスが反応。GKとの1対1を冷静に制して決勝点を叩き込んだ。
天津はこれでまさかのロスタイム失点での2連敗。
だが、この試合にはあらぬ噂が存在していた…
それは、天津はわざと遼寧に負けた?というものだ。
いわく、昨季、降格圏内にいた天津が遼寧と対戦。遼寧は降格危機はなかったものの、優勝はおろか、ACL圏内も可能性がなかった。そのため、天津に便宜を払って、わざと負けてやったのでは?というのだ。そして、今回の試合の噂とは、その「恩返し」ではないかというもの。つまり、現在3勝10敗8分の17位、最下位から2番目と降格圏内にいる遼寧に対して、天津が昨季のお返しとばかりに、勝利をプレゼントしたのでは?というものだ。
中国ではサッカー賭博が起きた数年前から、こうしたあらぬ噂が出続けている。
もっとも、仮に恩返しなら、こんなぎりぎりの勝たせ方はしないだろうから、噂にすぎないだろうと私個人は思っているが…
真相は、闇の中。
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小松英之(こまつひでゆき)
サッカーコラムニスト。
サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。
【略歴】
静岡生まれ。
小さい頃から地元の高校である清水商業(当時)や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。Jでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。
【観戦経験】
英プレミア:マンU(香川在籍時)、チェルシー、マンチェスターC。
リーガ:バルセロナ
セリエ:ユベントス、ローマ。
ブンデス:ニュルンベルク(長谷部、清武在籍時)、ハンブルガーSV
【中国Cリーグ】
中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花や武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鐸氏とは何度も会食している。
08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。
09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。
※当ブログでは、中国1部リーグの呼称を中国で一般的に使われている「中超」に統一いたします。「中超」は中国語の「中国超級聯賽」の略です。
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