強者に強く、弱者に弱い…どうした山東
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「強者に強く、弱者に弱い。これでは強豪チームとは呼べない」
今季ACLに出場し、リーグ序盤は広州恒大の最大のライバルとまで言われていた山東。
しかし、リーグ序盤に来て急ブレーキだ。
ここ6試合で勝利なし。
ここ11試合でも1勝しか挙げられていない。
昨年リーグ3位と躍進できたのは、格下とのアウェイゲームできちんと勝ち点3を確保し、そのうえで広州や北京と好勝負を演じたからだ。だが、今季は強豪相手にはいい試合をするものの、格下相手にアウェイで引き分けや負けが多い。ここでしっかり勝ち点を確保しないと、優勝は難しい。
第19節を終えて7勝5敗7分の6位。
山東ともあろう強豪にとって、この順位はいただけない。
来季のACL確保は必須命題だ。
格下相手のアウェイ戦を勝ちきる。
山東の浮上はそこがキーポイントだ。
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小松英之(こまつひでゆき)
サッカーコラムニスト。
サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。
【略歴】
静岡生まれ。
小さい頃から地元の高校である清水商業(当時)や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。Jでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。
【観戦経験】
英プレミア:マンU(香川在籍時)、チェルシー、マンチェスターC。
リーガ:バルセロナ
セリエ:ユベントス、ローマ。
ブンデス:ニュルンベルク(長谷部、清武在籍時)、ハンブルガーSV
【中国Cリーグ】
中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花や武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鐸氏とは何度も会食している。
08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。
09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。
※当ブログでは、中国1部リーグの呼称を中国で一般的に使われている「中超」に統一いたします。「中超」は中国語の「中国超級聯賽」の略です。
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