世界的名監督がついに「この騒ぎ」に口を開いた!
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「確かに、このアウェイ4連戦はチーム状態がよくない」
カップ戦で河南に。
リーグ戦で長春に。
それぞれアウェイで敗れたアジアチャンピオン広州。
長春戦に至っては、北京や山東など広州を追随する強豪クラブを含む9クラブが、長春に勝利の「祝電」を送るなど、異様な事態となっているが、これに対して、世界的名監督であるリッピ監督がついに口を開いた。
冒頭のようにチーム状態を認めたうえで、
「中国の南部(広州市)から中部(河南)へ、さらに北部(長春)へと長い距離を移動しながらのアウェイ4連戦で、選手たちは確かに疲れている」
「だがこれは肉体的な疲労というよりは、メンタル的な疲労だろう」
中国は広い。
国土は日本の約25倍。
私も中国中を移動するから、その疲労はよくわかる。しかも、肉体よりむしろメンタル疲労というのもわかる。広いだけでなく、広すぎるがゆえに中国は北と南とでは文化や風土が違う。外国に来たようなものといっても過言ではない。実際に、距離的には広州→長春より広州→大阪のほうが近いくらいだ。
だが、騒ぎすぎることもない。
一回負けたくらいでお祭り騒ぎになるのだ。これまで、どれだけ負けてこなかったかの象徴である。要するに、連敗しなければいい。ホームに戻って確実に勝てばいい。ホームの広州は、JやKのクラブにも勝てるのだから。
リッピは落ち着いているはずだ。
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小松英之(こまつひでゆき)
サッカーコラムニスト。
サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。
【略歴】
静岡生まれ。
小さい頃から地元の高校である清水商業(当時)や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。Jでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。
【観戦経験】
英プレミア:マンU(香川在籍時)、チェルシー、マンチェスターC。
リーガ:バルセロナ
セリエ:ユベントス、ローマ。
ブンデス:ニュルンベルク(長谷部、清武在籍時)、ハンブルガーSV
【中国Cリーグ】
中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花や武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鐸氏とは何度も会食している。
08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。
09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。
※当ブログでは、中国1部リーグの呼称を中国で一般的に使われている「中超」に統一いたします。「中超」は中国語の「中国超級聯賽」の略です。
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