「おれらが日本を変える!」欧州移籍へ。背番号は14。
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※小松英之による日本代表23名の解説を音声で聞く
「おれらが日本代表を変えていかなあかん!」
日本が生んだ天才FWが満を持しての欧州移籍だ。
本田をして「日本にもやっとこういうFWが出てきた」と言わしめた男だ。
今年1月にはかのセリエA・フィオレンティーナからも移籍打診があった。
しかし、「C大阪からW杯に出たい」と出身クラブを愛する男は残留を決意。
そして、日本代表にも召集され、期待されたが…
結果はチームも本人も散々。出場機会すら満足に得られなかった。
現在24歳。
4年後のロシア大会は28歳。本人にとって最後のW杯となる可能性が高い。
そんな4年後に向けて踏み出した第一歩はスイス。しかも、スイス経由の欧州CLだ。
もちろん、出場が約束されているわけではない。しかし、期待はされている。
その表れが背番号だ。14。柿谷が移籍するスイスの強豪バーゼルでは、背番号14がエースナンバーという。そのエースナンバーを託された男。クラブは期待しているはずだ。
もちろん、欧州CLにだけ出場すればいいということはない。
ゆえに、リーグ戦でもしっかりと結果を出すことが大切。
どれだけ強豪チームに移籍しても、試合に出られなければ意味がない。
しかも、柿谷としては、当然、ビッグクラブを狙っているはずだ。
スイス経由で、ビッグクラブへ…それが柿谷の目標に違いない。
果たして、4年後、柿谷が日本代表に召集されたら、柿谷(所属クラブ)はどこになっているのか。
楽しみだ。
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小松英之(こまつひでゆき)
サッカーコラムニスト。
サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。
【略歴】
静岡生まれ。
小さい頃から地元の高校である清水商業(当時)や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。Jでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。
【観戦経験】
英プレミア:マンU(香川在籍時)、チェルシー、マンチェスターC。
リーガ:バルセロナ
セリエ:ユベントス、ローマ。
ブンデス:ニュルンベルク(長谷部、清武在籍時)、ハンブルガーSV
【中国Cリーグ】
中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花や武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鐸氏とは何度も会食している。
08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。
09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。
※当ブログでは、中国1部リーグの呼称を中国で一般的に使われている「中超」に統一いたします。「中超」は中国語の「中国超級聯賽」の略です。
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