オシム「こうなったら、メッシも普通の選手」
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※小松英之による日本代表23名の解説を音声で聞く
ベルギーに苦戦しながらも10で破り、ベスト4進出を決めたアルゼンチン。
イグアインがやっと今大会初ゴールを奪うなど好材料もあった一方、攻撃の要であるディマリアが負傷退場。まだその後の情報は出てきていないが、最悪は今大会出場できない状態かもしれない。
そんな中、エースのメッシは得点こそなかったものの、中盤まで下がったり、特には自陣PAの中まで戻っての守備。メッシ本人は「(守備もしたり)奇妙な試合だったよ」とおどけていたものの、この試合のアルゼンチンの「らしくない」戦いぶりを嘆いた人物がいた。
オシムだ。
オシムいわく、今大会のベルギーが強いのは事実。だが、なんといってもW杯優勝経験国のアルゼンチンなのだ。フィジカルで勝る相手にも、それをいなして、主導権を握り、勝ってしまうのがアルゼンチンだということのようだ。思わぬ苦戦を強いられたこの試合を「つまらない」ともいい、また守備も目立ったメッシに対しては「ボールを奪われたときのファーストDF」である必要は説いたものの、自陣PAまで戻っての守備には「そうなってしまっては、メッシでさえも平凡な選手」を厳しかった。
次戦はオランダ。
ディマリアの出場がどうなるかで戦況は変わるだろうが、しかしアルゼンチンの攻撃陣の層はそれでも厚い。いい試合で勝利をものにして、決勝へ進んでもらいたい。
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小松英之(こまつひでゆき)
サッカーコラムニスト。
サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。
【略歴】
静岡生まれ。
小さい頃から地元の高校である清水商業(当時)や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。Jでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。
【観戦経験】
英プレミア:マンU(香川在籍時)、チェルシー、マンチェスターC。
リーガ:バルセロナ
セリエ:ユベントス、ローマ。
ブンデス:ニュルンベルク(長谷部、清武在籍時)、ハンブルガーSV
【中国Cリーグ】
中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花や武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鐸氏とは何度も会食している。
08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。
09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。
※当ブログでは、中国1部リーグの呼称を中国で一般的に使われている「中超」に統一いたします。「中超」は中国語の「中国超級聯賽」の略です。
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