ザックよ、なぜだ?なぜなんだ!
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※小松英之による日本代表23名の解説を音声で聞く
思わず、ため息が…
00のまま試合終了。しかし、もっと解せないのは交代枠を使い切らなかったザックの采配だ。
いわく、「パワープレーのため吉田を前線にあげたため、下げる選手が見つからなかった」
どうやら縦パスのうまい青山を入れようとしたが、代える選手がいなくなったというのだ。
解せない。
確かに、攻撃はあと一歩のところまでいっていた。
選手交代は何も必ずすればいいというものでもない。
選手交代をして、リズムが狂ってしまう場合もあるからだ。
だが、だが…
勝たなければグループリーグ突破が極めて難しくなるこの試合で、スコアレスの状態で、なんとしてもゴールがほしい状況で。吉田によるパワープレーのみ。しかも、相手はギリシャ。吉田ひとりがギリシャゴール前に構えて、得点するチャンスは増えるだろうか。
柿谷、斉藤も残っていた。
大久保は悪くなかったが、先発して疲労は出ていた。
どうしてもゴールがほしいから、ボランチを一枚削って攻撃を増やす選択肢もあった。
リスクを犯して攻める選択肢だ。もちろん、危険は高まるが。
だが、とにかく「なんとかゴールを奪うのだ」というメッセージがほしかった。
それなのに…
だが、もう切り替えるしかない。
次だ。
次に勝つことだけを考えよう。
とにかく日本はコロンビアに勝たなければ次に進めないのだから。
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小松英之(こまつひでゆき)
サッカーコラムニスト。
サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。
【略歴】
静岡生まれ。
小さい頃から地元の高校である清水商業(当時)や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。Jでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。
【観戦経験】
英プレミア:マンU(香川在籍時)、チェルシー、マンチェスターC。
リーガ:バルセロナ
セリエ:ユベントス、ローマ。
ブンデス:ニュルンベルク(長谷部、清武在籍時)、ハンブルガーSV
【中国Cリーグ】
中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花や武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鐸氏とは何度も会食している。
08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。
09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。
※当ブログでは、中国1部リーグの呼称を中国で一般的に使われている「中超」に統一いたします。「中超」は中国語の「中国超級聯賽」の略です。
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