8戦ぶりのゴールも日本代表に惜敗!!
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過去12回戦って、2勝10敗。
ここ7試合はゴールすら奪えていなかった。
最新のFIFA世界ランクは相手3位、こちら16位。
昨年の東アジア大会では20で勝利したが、このときは相手が主力ではなかった。
こちら…中国
相手…日本
である。女子サッカーの現状だ。
サッカーの女子アジア杯準決勝が行われ、グループA1位通過のなでしこジャパンは、グループB組2位通過の中国と対戦。試合は中国が健闘し、1—1の同点で延長戦に突入。中国女子がW杯王者相手に勝利を収めるかもしれないと期待したが、延長後半17分、岩清水のゴールでなでしこジャパンが勝ち越し。そのままゲームセットとなり、2—1で勝利した。
「歴史的快挙」はお預けとなった。
冒頭で述べたように、過去12戦で2勝しかしてない中国。
しかもなでしこジャパンといえば、いわずと知れた世界の強豪国。W杯のチャンピオン。そんな相手を後一歩のところまで追い詰めた。
勝てるチャンスもあった。
延長時のチャンスを王珊珊が決めていれば…
日本の一部主力メンバーが不参加とはいえ、この日のメンバーのなでしこ相手に勝利できていれば、中国にとってはとても大きな一勝だったはずだ。いや、歴史的勝利といっても過言ではないかもしれない。それくらいに、期待が高まっていた。
だが、課題はわかっている。
ゴール前での精度。決定力。
ここの向上なしに、中国女子がなでしこ相手に勝利を収めることができる日はない。
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小松英之(こまつひでゆき)
サッカーコラムニスト。
サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。
【略歴】
静岡生まれ。
小さい頃から地元の高校である清水商業(当時)や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。Jでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。
【観戦経験】
英プレミア:マンU(香川在籍時)、チェルシー、マンチェスターC。
リーガ:バルセロナ
セリエ:ユベントス、ローマ。
ブンデス:ニュルンベルク(長谷部、清武在籍時)、ハンブルガーSV
【中国Cリーグ】
中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花や武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鐸氏とは何度も会食している。
08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。
09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。
※当ブログでは、中国1部リーグの呼称を中国で一般的に使われている「中超」に統一いたします。「中超」は中国語の「中国超級聯賽」の略です。
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