香川はすでに知っていた!「それより日本代表」
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ブラジルW杯を直前に控えて、日本代表の国内合宿が始まった。
ちょうどそのタイミングで、香川が所属するマンチェスターUの新監督が現オランダ代表を率いるファンハールになると発表された。
そこは所属選手。
記者からコメントを求められた際も「前からわかっていた」と冷静に話し、「W杯があるし、チームのことはそれから。日本代表として勝つことが重要」とコメントした。
W杯に出場する上で香川について心配されるのは、今季の出場回数の少なさだ。試合勘が鈍るところまではいってはいないだろうが、試合出場時間が確実に短い。選手はプレーしてなんぼ。それも、公式戦でプレーしてなんぼなのは当たり前だ。
しかし、逆の見方をする人もいる。
つまり、試合出場時間が少なかったからこそ、疲労の蓄積もないし、コンディションをよく保てるのではないか、ということだ。
日本代表がW杯で勝てるかどうかは、本田や香川のプレーによるところが大きい。今、一番乗っていて計算できるのは岡崎だが、岡崎ひとりが好調でも、攻撃の軸となる本田や香川が不調では、強豪からゴールを奪うのは簡単ではないだろう。
ゴールがなければ勝てない。
そのゴールを奪う役割を担っている1トップを含む前線の4人。
果たして、香川は本番に向けて、どこまでコンディションを高めてくれるだろうか。そして、W杯では昨季の試合出場時間の短さを払拭するようなプレーを見せてくれるだろうか。
注目したい。
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小松英之(こまつひでゆき)
サッカーコラムニスト。
サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。
【略歴】
静岡生まれ。
小さい頃から地元の高校である清水商業(当時)や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。Jでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。
【観戦経験】
英プレミア:マンU(香川在籍時)、チェルシー、マンチェスターC。
リーガ:バルセロナ
セリエ:ユベントス、ローマ。
ブンデス:ニュルンベルク(長谷部、清武在籍時)、ハンブルガーSV
【中国Cリーグ】
中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花や武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鐸氏とは何度も会食している。
08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。
09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。
※当ブログでは、中国1部リーグの呼称を中国で一般的に使われている「中超」に統一いたします。「中超」は中国語の「中国超級聯賽」の略です。
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