岡崎が目覚めた!「右でも左でも1トップでも」
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「ゴールを目指すのがが自分の武器だと再認識できた」
「(代表でやっている)右でも点を取るのは自分」
「だからやることは1トップでも、右でも左でも変わらない」
これぞ15ゴールの貫禄!岡崎覚醒!
欧州主要リーグの日本人最多得点記録を達成した今季の岡崎。それだけの活躍、ましてやゴール数をあげて、自信にならないはずがない。そんな自信と、もはや貫禄さえも感じさせるコメント。それが冒頭の言葉だ。
もちろん、これまでも岡崎は「自分の仕事は点を取ること」「FWである以上、点を取らないといけない」と自分自身の役割を常に明確にしてきた。しかし、冒頭のコメントでここまで語っているように、いい意味での強引さ、いい意味での傲慢さというのが出てきたように思える。
日本ではこれまで、そういうキャラクター(あくまでメディアに向けてだが)は本田が担ってきた。いわゆる「ビッグマウス」だ。また、長友も「W杯で優勝する」と公言するなど、強気な発言をしている。しかし、ここまで「ゴール」について強烈な発言をする選手はこれまで多くなかったように思う。あくまで「FWですから、ゴールを取らないと」という、どこか決まり文句のようにしか感じられなかった。
それが、たとえ1トップでなくとも、代表での定位置である右MFでも、それでも点を取るのは自分だと言い放つ。まことに頼もしい限りだ。1トップ候補には柿谷と大迫、そして大久保もいる。だが、ブンデスで15得点をあげた選手、という実績は相手国にとってもインパクトを与えることができる。岡崎の1トップも可能性が0ではないのではないか。
この頼もしい発言通り、W杯ではぜひともどの位置に入ってもゴールを決めてほしい。そして、日本を勝利に導いてほしい。
今、一番計算できる男。
それが岡崎だ。
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筆:小松英之 ツイッターはこちら
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小松英之(こまつひでゆき)
サッカーコラムニスト。
サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。
【略歴】
静岡生まれ。
小さい頃から地元の高校である清水商業(当時)や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。Jでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。
【観戦経験】
英プレミア:マンU(香川在籍時)、チェルシー、マンチェスターC。
リーガ:バルセロナ
セリエ:ユベントス、ローマ。
ブンデス:ニュルンベルク(長谷部、清武在籍時)、ハンブルガーSV
【中国Cリーグ】
中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花や武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鐸氏とは何度も会食している。
08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。
09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。
※当ブログでは、中国1部リーグの呼称を中国で一般的に使われている「中超」に統一いたします。「中超」は中国語の「中国超級聯賽」の略です。
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