アウェイでC勢全敗…貴州は快勝
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4月1日と2日。ACLが各地で行われた。
C勢の結果は以下のとおり。
貴州31蔚山
この2試合はCのホームゲーム。
そして、
Cコースト10北京
全北10広州
この2試合、Cはアウェイだった。
ひとり気を吐いたのがホームの貴州。やっと1勝あげることができた。この試合が貴州にとって今季ACLの初勝利となった。しかし、貴州はグループHで最下位。C勢として決勝トーナメントへ進める可能性が高いのは他の3チームだ。
チャンピオンの広州はアウェイでKクラブに敗戦。しかし、グループGで首位をキープしている。この敗戦で全北に勝ち点で並ばれたが、よほどのことがなければ、グループリーグは通過できるだろう。
今季のACLでC勢が実力を示せるかどうかは、残る2チームにかかっている。北京と山東だ。両チームとも、Cリーグでは古豪でありACLでも経験が豊富。広州の1強だけでないことを示すべく、ACLを戦っている。
北京はCコーストに破れたものの、グループFは広島とFCソウルを含めて、首位のCコーストが勝ち点6、残る3チームが勝ち点5と混戦状態。当然、北京にもまだチャンスがある。ホームで勝つことは最低条件として、アウェイで勝ち点1でも取れるかどうかが重要になる。それだけに、今回アウェイで01と惜敗したことが、今後に響かなければいいが…
また山東は個人的に深く関わってきたクラブということもあり、がんばってほしい(※プロフィールを参照)。今回ホームで浦項に4失点を許して敗戦と煮え湯を飲まされたが、グループEではC大阪と勝ち点で並んでいる。ブリーラムが最下位のため、このグループは山東とC大阪の2位争いの様相だ。どうにか、2位通過で決勝トーナメントにいってほしい。それだけに、C大阪がアウェイでブリーラムに引き分けたことは大きい。山東関係者はブリーラムに「謝謝!」と言いたいところか。
今後もACLのC勢から目が離せない。
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筆:小松英之 ツイッターはこちら
小松英之(こまつひでゆき)
サッカーコラムニスト。
サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。
【略歴】
静岡生まれ。
小さい頃から地元の高校である清水商業(当時)や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。Jでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。
【観戦経験】
英プレミア:マンU(香川在籍時)、チェルシー、マンチェスターC。
リーガ:バルセロナ
セリエ:ユベントス、ローマ。
ブンデス:ニュルンベルク(長谷部、清武在籍時)、ハンブルガーSV
【中国Cリーグ】
中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花や武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鐸氏とは何度も会食している。
08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。
09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。
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