PSGは成金か、本物か
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正直いって、驚いた…
欧州CLだ。
PSGがホームとはいえ、チェルシー相手に31快勝。その結果に正直、驚いた。
もちろん、イブラを擁するPSGだ。攻撃力はすごい。しかし、フランスでは実績を残せても、欧州CLの、しかもBEST8まで勝ち上がってくるチームだ。しかも相手チームを率いるのはモウリーニョ監督。はっきりいって、引き分けで終わるか?くらいに思っていた。
しかしながら、13というスコアではあるものの、内容にそこまでの差があるかといえば、微妙だ。PSGの3点目は試合終了間際。12で負けていれば、まだアウェイゴールを1点奪っているため、セカンドレグをホームで戦うチェルシーも「厳しくはあるが、ホームで挽回できる」という範囲内だっただろう。それが、13。セカンドレグでは、最低でも相手を無失点に抑えて、20で勝たなくてはならない。
もしかしたら、この「3点目」こそが、今季のPSGの強さなのかもしれない。モウリーニョ監督は3失点目を「緊迫した試合で守備陣にミスが出た結果だ」とシビアに自軍を振り返ったが、この1点が大きく2試合合計の結果を左右する可能性がある。
それとも、PSGがその実力を「まぐれではない」「単なる資金力だけではない」と証明できるか。
注目だ。
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小松英之(こまつひでゆき)
サッカーコラムニスト。
サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。
【略歴】
静岡生まれ。
小さい頃から地元の高校である清水商業(当時)や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。Jでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。
【観戦経験】
英プレミア:マンU(香川在籍時)、チェルシー、マンチェスターC。
リーガ:バルセロナ
セリエ:ユベントス、ローマ。
ブンデス:ニュルンベルク(長谷部、清武在籍時)、ハンブルガーSV
【中国Cリーグ】
中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花や武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鐸氏とは何度も会食している。
08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。
09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。
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