【公式】松本忠之「中国人は反日なのか」(コモンズ出版)著者のブログ

中国が発信している情報を偏見なく紹介します。その他、趣味のサッカー(ガンバ大阪/清水エスパルス/バルセロナ)やお酒の話題など。

なぜフォルランはJクラブを選んだのか?

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フォルランC大阪へ…

日本人サッカーファンの多くが喜ぶニュースが聞こえてきた。

昨夜、上海でサッカー好きの後輩と焼き肉を食べていたのだが、この話題だけでビールが何杯でも飲めそうなほど、盛り上がった。はっきりいって、私自身がJの話題でこれだけ盛り上がったのは久しぶり。それだけ、このニュースにはインパクトがあるし、期待も大きい。

観客数の増加。クラブ経営の強化。

純粋にサッカーの試合を楽しみたいと願う側にとっては、見て見ぬふりをしたくなるようなシビアな課題にすべてのJクラブが直面している。そんな閉塞感を打破してくれそうなほど、インパクトが強いフォルランC大阪加入だ。

それにしても、フォルラン本人はどうしてC大阪を選んだのだろう。

今のところ、「C大阪の条件が素晴らしかった」という一言しか届いていない。しかし、6億円と言われる年俸、さらにフォルランほどの選手なら年俸以外にもいろんな待遇やオプションが付いているはずだ。つまりは、C大阪ができる限り多くのフォルラン側の意向やリクエストを受け入れたのだろう。

それを可能にさせたのは、フォルランに移籍金がかからないこと、高額な年俸も今後の戦略でカバーできると計算したC大阪フロント、スポンサー(ヤンマー)の協力など、いろいろあっただろうが、やはりC大阪の情熱ではないだろうか。これだけの選手が来るのに、最初から全員が諸手を挙げて賛成したわけではないだろう。あれはどうする、これはどうなる、無理だ、あんな選手獲れるわけがない…など、内部でも当初は反対や困惑があったはずだ。そんな中、最終的に獲得までこぎつけるには、情熱がなければできない。

「とにかくJリーグに人を呼んで、スタジアムを満杯にしたいですね」

C大阪の岡野社長の一言。この情熱あってこそ、だったのだろう。

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小松英之(こまつひでゆき)

サッカーコラムニスト。

サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。

【略歴】

静岡生まれ。

小さい頃から地元の高校である清水商業(当時)や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。Jでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。

【観戦経験】

英プレミア:マンU(香川在籍時)、チェルシーマンチェスターC。

リーガ:バルセロナ

セリエ:ユベントス、ローマ。

ブンデスニュルンベルク(長谷部、清武在籍時)、ハンブルガーSV

欧州CL:バルセロナベンフィカ

【中国Cリーグ】

中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鐸氏とは何度も会食している。

08年 Cリーグ武漢光谷の日系企業スポンサー募集担当。

08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。

09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。

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