本田、チームメートの擁護があるうちに…
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単に「ゴールがなかった」のと、「決定機があったのに、ゴールがなかった」とでは、後者のほうが評価は低い。まして、アシストという結果があったなら、前者は「ゴールはなかったけど、アシストはあった」となるが、後者は「アシストはあったけど、決定機をはずした」となってしまう。
昨日のカリアリ戦。
本田はアシストを決めたが、決定機を二度外した。
まさに後者だ。
それでも、監督及びチームメートは本田を評価した。
セードルフ監督は「素晴らしいプレーをしたから、本人にもそう伝えたよ」。カカは「最後まであきらめずに戦っていた。大きな助けになってくれた」。
だが、メディアはもちろん、本田が決定機をはずしたことを追求している。チームに合流してまだ1ヶ月も経っておらず、しかも加入前は1ヶ月も実践から遠ざかっていた。その上、90分プレーしたのは昨日の試合がはじめて。このような状況があるからこそ、チームも本田を擁護する。しかし、いつまでもゴールがないようだとチームも擁護できなくなる。まして、決定機があった上で次もはずすようだと、チーム内の評価に関わってくる。
ぜひとも次戦は「ゴール」をきっちりものにしてほしい。
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筆:小松英之 ツイッターはこちら
小松英之(こまつひでゆき)
サッカーコラムニスト。
サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。
【略歴】
静岡生まれ。
小さい頃から地元の高校である清水商業(当時)や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。Jでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。
【観戦経験】
英プレミア:マンU(香川在籍時)、チェルシー、マンチェスターC。
リーガ:バルセロナ
セリエ:ユベントス、ローマ。
ブンデス:ニュルンベルク(長谷部、清武在籍時)、ハンブルガーSV
【中国Cリーグ】
中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花や武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鐸氏とは何度も会食している。
08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。
09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。
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