日本にとっては南米が一番いやな相手となる
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いよいよ今週末となったW杯の組み合わせ抽選会。
第一ポッドは第一シード。
第二ポッドは南米とアフリカ。
第三ポッドにアジアと北中米。
第四ポッドに欧州。
日本にとって、一番嫌なのは南米ではないか。なぜか。
ブラジル開催を考えると、ブラジル以外の国も準ホームとして戦うことになる。それに、日本は南米相手のほうがやりにくいはずだ。フィジカルの強い相手のほうが、俊敏性で嫌がらせることができるし、組織的に戦ってくる相手のほうが、組織的守備で対応しやすい。しかし、南米国はフィジカルで押すタイプではないし、個の力が強く、組織的に戦わなくても、一人か二人のストライカーでゴールを決めてしまう。これが日本にとっては嫌なのだ。
そんな南米勢を見てみよう。
第一ポッドにはブラジル、アルゼンチン、コロンビア、ウルグアイが名を連ねる。
第二ポッドにチリとエクアドル。
願わくば、第一ポッドは南米を避けたい。もちろん、スペインやドイツは強敵だが、いずれにしろ、第一シード国は必ず入るのだから、それも致し方ない。南米よりは、ドイツのほうがくみしやすいのではないだろうか。スペインは欧州の中では南米に似ているタイプのため、ドイツのほうがいいか。ベルギーかスイスになってくれれば、理想的だ。
次に第二ポッド。ここもアフリカ勢が来てくれればありがたい。
アフリカ勢は日本のようなチームは戦いにくいのではないか。組織的で、規律をよく守り、ハードワークを惜しまない日本にてこずる可能性は高い。チリとエクアドルなら、アフリカ勢がいい。
第四ポッドは欧州。オランダ、イタリア、イングランド、ポルトガル、フランスを避けられたら、希望が出てくる。
つまりは、南アのときと同じく、欧州2チーム、アフリカ1チームに日本という組み合わせがいいように思う。もちろん、ここでいういいとは、決勝トーナメント進出の可能性が高いという意味だ。
そのあたりに注目して、抽選会を見てみたい。
筆:小松英之 ツイッターはこちら
小松英之(こまつひでゆき)
サッカーコラムニスト。
サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。
【略歴】
静岡生まれ。
小さい頃から地元の高校である清水商業や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。Jでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。
【観戦経験】
英プレミア:マンU(香川在籍時)、チェルシー、マンチェスターC。
リーガ:バルセロナ
セリエ:ユベントス、ローマ。
ブンデス:ニュルンベルク(長谷部、清武在籍時)、ハンブルガーSV
【中国Cリーグ】
中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花や武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鋒氏とは何度も会食している。
08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。
09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。
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