ロッベン「結果は引き分けだけど、負けた気分だ」
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試合後、ロッベンがこう語っていた。
「結果は引き分けだけど、負けた気分だ」
22の引き分け。
2点先取されてからの追いつき。
後半は日本に逆転するチャンスがいくつもあった。実際、試合後の選手のコメントには「勝てた試合だった」「勝ちきらないといけない」「引き分けに満足していない」といったコメントがあふれた。
オランダのファンハール監督が分析していたのは、前半終了間際の失点と、後半の選手交代だ。
日本の1点目は大迫。
見事なシュートだった。あそこでダイレクトで打てて、しかもGKの手の届かないコースに確実に打てる技術は大迫が日本で一番だと思う。以前のブログでも書いたが、個人的には今の代表には大迫が一番合っていると思う。
そして後半の選手交代。
香川と遠藤が入り、日本の攻撃はさらに活性化した。遠藤のパスはさすが。そして香川は左ながらポジションを自在に変化させ、オランダを混乱させた。そして、同点ゴール。まるでバルセロナのような見事なパスワークでまさにオランダDFを「切り裂いた」。間違いなくザックジャパンのベストゴールのひとつだ。
10月の無得点での2連敗を受けて、私はずっと「オランダとベルギーには負けても仕方ないが、無得点で負けてはならない」と言い続けてきた。まずはオランダから2点を奪った。これがザック監督が目指すサッカーなのだろう。しかも、香川と遠藤が前半出場していなくても22という試合ができた。これは大きい。
さぁベルギー戦も期待してますよ!ザックジャパン!
筆:小松英之 ツイッターはこちら
小松英之(こまつひでゆき)
サッカーコラムニスト。
サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。
【略歴】
静岡生まれ。
小さい頃から地元の高校である清水商業や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。Jでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。
【観戦経験】
英プレミア:マンU(香川在籍時)、チェルシー、マンチェスターC。
リーガ:バルセロナ
セリエ:ユベントス、ローマ。
ブンデス:ニュルンベルク(長谷部、清武在籍時)、ハンブルガーSV
【中国Cリーグ】
中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花や武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鋒氏とは何度も会食している。
08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。
09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。
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