ニュルンベルクに3人目の日本人プレーヤーか?
イングランド・オランダ・日本・中国の各国の指導者ライセンスを所持するサッカースクール!
※ブログ記事へ寄せられたコメントへの返信は、ツイッターで行っています!
小松英之のツイッターはこちら
某ドイツ紙の電子版が報じたところによると、ニュルンベルクが今冬にもC大阪のMF扇原を獲得する可能性があると報じた。同クラブには現在、清武と長谷部が所属している。扇原を獲得すれば3人目の日本人プレーヤーとなる。
しかし、今冬の移籍には迷いが生じるはずだ。なんせ、ニュルンベルクは今季まだ勝ちなし。このままでは来季は降格の憂き目にあう可能性もあるからだ。
たとえば、今冬に扇原に届くオファーがニュルンベルクだけだったとしよう。ブンデスはもちろんリーグとして申し分ない。チームメートに同じC大阪出身の清武や日本代表のキャプテンがいるというのもいい条件だ。行きたい気持ちが出るのが自然だろう。
しかし、チームは現在、ひどい状態。
今冬に移籍しても降格が決まってしまったら、果たしていい移籍といえるのか…
ただし、来年の夏まで待つとしても、扇原が来年のブラジルW杯に招集される可能性は微妙だ。W杯直後の移籍市場では当然、W杯に出場した選手が注目されやすくなる。W杯に出場しなければ移籍できないなどということはもちろんないが、クラブ側がターゲットをW杯で活躍した選手に切り替える可能性もあるわけだ。今冬はパスして夏まで待つという簡単な問題ではなくなる。
ともあれ、まずは正式オファーが届くのかどうか、待ちたい。
筆:小松英之 ツイッターはこちら
小松英之(こまつひでゆき)
サッカーコラムニスト。
サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。
【略歴】
静岡生まれ。
小さい頃から地元の高校である清水商業や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。Jでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。
【観戦経験】
英プレミア:マンU(香川在籍時)、チェルシー、マンチェスターC。
リーガ:バルセロナ
セリエ:ユベントス、ローマ。
ブンデス:ニュルンベルク(長谷部、清武在籍時)、ハンブルガーSV
【中国Cリーグ】
中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花や武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鋒氏とは何度も会食している。
08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。
09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。
BEE Football Spiritは「上海をサッカーの街にするプロジェクト」をサポートします!