日本のストライカーは今冬の移籍を封印か…W杯に備えて
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柿谷は今冬の移籍を封印…
そんな報道が出ていた。
真偽のほどはわからない。
だが、その理由を考えてみると、納得はできる。
要するに「W杯前」だからである。
柿谷といえば、ブンデスのブレーメンやニュルンベルクはじめ、報道だけならインテル、ミラン、アーセナルなど、さまざまな欧州クラブの名が挙がっている。
しかし、欧州挑戦はリスクが伴う。試合出場だ。
レギュラーが約束されているC大阪と違い、当然、欧州に移籍したところで、すぐに出場できるとは限らない。まして、常に出場できるとも限らない。クラブでの出場機会減少は、そのままW杯でのプレー、もしくは日本代表の召集そのものに関わる。そういう状況なら、今冬に無理に移籍ではなく、来年のW杯を待ってからのほうがリスクは少ない。
まして、冬は欧州はシーズン途中だ。
夏のようにプレシーズン合宿など、チームにフィットするのに十分な時間はない。それなら、今冬は避けて、W杯に召集され、本番で試合に出場。そうすれば、さらに大きな道が開けるかもしれない。
ファンとしては、一日も早く柿谷が「欧州組」の仲間いりを果たすシーンを見たい。だが、日本の大事な逸材。やはり無理はしてほしくない。
報道の真偽はいかに。
そして、柿谷の今冬の動きは、いかに。
筆:小松英之 ツイッターはこちら
小松英之(こまつひでゆき)
サッカーコラムニスト。
サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。
【略歴】
静岡生まれ。
小さい頃から地元の高校である清水商業や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。Jでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。
【観戦経験】
英プレミア:マンU(香川在籍時)、チェルシー、マンチェスターC。
リーガ:バルセロナ
セリエ:ユベントス、ローマ。
ブンデス:ニュルンベルク(長谷部、清武在籍時)、ハンブルガーSV
【中国Cリーグ】
中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花や武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鋒氏とは何度も会食している。
08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。
09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。
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