香川前半のみで交代をどう見るか？
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ホームででWBAに敗戦…
開幕6戦で3敗目…
WBA戦で香川は前半のみの出場…
チームも、香川個人も、雰囲気が悪い。
ある英紙は「（前半のみで交代は）日本サッカーの象徴的存在、香川にとって屈辱的」と書き、またある英紙は「モイーズ監督はやはり日本のスターを信頼していない」、さらには「香川の将来は不透明」と書いたメディアもあった。
その一方で、香川交代に疑問を投げかけるメディアもあり、
「香川を下げた後半にチームは劣勢に立たされた」
「香川を前半だけで代えた興味深い采配に、選手は戸惑った」
というものもあった。
そもそも、この試合が負けてしまったのだから批判はあって当然だが、選手交代に明確な意図が見えないがゆえに「敗因は采配ミス」といわれても仕方がないだろう。香川に代えてヤヌザイを入れた意図をモイーズ監督は「状況を変えるため」と語ったが、その回答そのものがよくわからない。香川は悪くなかったし、流れを代えるにも、後半途中からでよかった。なにも後半開始から変える必要は、前半を見る限りなかった。
ともあれ、今はまだ我慢の段階か。
何にしろ、リーグ戦でスタメン出場は達成したのだ。
つぎは、リーグ戦、CL、カップ戦、いずれにしろ、フル出場。
そして、連続出場。その先にやっと、レギュラー定着がある。
筆：小松英之 ツイッターはこちら
小松英之（こまつひでゆき）
サッカーコラムニスト。
サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。
【略歴】
静岡生まれ。
小さい頃から地元の高校である清水商業や清水東、東海第一（当時）、静岡学園などの試合を見て育つ。Ｊでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。
【観戦経験】
英プレミア：マンＵ（香川移籍後）、チェルシー、マンチェスターC。
リーガ：バルセロナ
セリエ：ユベントス、ローマ。
【中国Ｃリーグ】
中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花や武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鋒氏とは何度も会食している。
０８年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。
０９年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。
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