モイーズ監督が香川に注文「練習で示せ」
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香川は先発出場したが、特別目立った活躍はなかった。
そして試合後。モイーズ監督は香川について、
「試合が進むにつれて徐々に良くなっていった」としつつも、続けて「しかし、悪い面もあった」と指摘。具体的に何がとは言わなかったが、決して満足していないことを臭わせた。
しかも、周囲の「なぜ香川を起用しないのか」という声に対しても不満があるようで、「この試合を見れば（なぜ起用しないのか）わかる。試合で活躍できる状態にあるということを、練習で示さなければならない」と語り、練習で香川が満足な状態を監督にアピールできていないと語った。
コンディションなのか。それともメンタルなのか。
はたまた、フィジカル・コンタクトに物足りないのか。
香川が練習でどうアピールできていないのかがわからないが、しかしながら、試合を見れば、香川が入ることによって、マンＵのサッカーがまったく別物になることがよくわかる。中盤をしっかり構成するようになるからだ。そのあたりの評価については特に語っていない。
ただし、モイーズ監督は「全体的には、香川はコンディションを戻している途中」とも語っており、つまり、100％に戻れば、起用する可能性もあるということだろう。
モイーズ監督の眼に映る香川は、いつ100％に戻るのだろうか。
筆：小松英之 ツイッターはこちら
小松英之（こまつひでゆき）
サッカーコラムニスト。
サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。
【略歴】
静岡生まれ。
小さい頃から地元の高校である清水商業や清水東、東海第一（当時）、静岡学園などの試合を見て育つ。Ｊでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。
【観戦経験】
英プレミア：マンＵ（香川移籍後）、チェルシー、マンチェスターC。
リーガ：バルセロナ
セリエ：ユベントス、ローマ。
【中国Ｃリーグ】
中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花や武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鋒氏とは何度も会食している。
０８年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。
０９年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。
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