左右上下、どこでもこなす絶好調な日本人選手
イングランド・オランダ・日本・中国の各国の指導者ライセンスを所持するサッカースクール!
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「クロスを頭にミリ単位で合わせた。完璧だった」
ガゼッタが絶賛した。
インテルの長友が、個人、チームともに絶好調だ。
この試合はいつもの左SBではなく、右。しかも、DFではなく、一枚上の右MFでのプレー。そして冒頭の絶賛だ。ここ最近は、そのユーティリティー性を生かして、右だけでなく、一枚上のMFでも普通にプレーする。先発から左SBでないときもあれば、試合中にポジションを代えることもある。そしてその能力が監督の信頼を勝ち取り、チームメートの信頼も得ている。素晴らしい状況だ。
残念ながら試合は11で引き分け(カリアリ)たが、ザック監督も視察した試合で好調ぶりをアピール。このまま怪我なく進んでくれれば、長友個人だけでなく、チームもスクデットはありうる。
昨年は怪我人が続出したため、順位を大きく下げたインテル。今季はCLにもELにも参加していないが、それをいい方向に考え、怪我のリスクが少なく、コンディション調整もしやすいと捉えれば、スクデットだけに集中できる。
来年はW杯イヤー。
長友もインテルで試合に出続けて、いい状態でW杯に望んでほしい。
筆:小松英之 ツイッターはこちら
小松英之(こまつひでゆき)
サッカーコラムニスト。
サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。
【略歴】
静岡生まれ。
小さい頃から地元の高校である清水商業や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。Jでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。
【観戦経験】
英プレミア:マンU(香川移籍後)、チェルシー、マンチェスターC。
リーガ:バルセロナ
セリエ:ユベントス、ローマ。
【中国Cリーグ】
中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花や武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鋒氏とは何度も会食している。
08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。
09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。
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