岡田武史監督激怒でチームはオフ返上!?
イングランド・オランダ・日本・中国の各国の指導者ライセンスを所持するサッカースクール!
小松英之の連載がブログで紹介されました!
※ACL出場圏
リーグ1位と2位&カップ戦優勝チーム。
<岡田杭州>
第12節までの成績…3勝5敗4分 勝ち点13 順位10位
第12節の結果…杭州(A)12江蘇
ロスタイムに逆転ゴールを決められ、敗戦…
第12節の敗戦で、前節の7位から10位にまで順位を大幅に落とした岡田杭州。試合後、岡田監督は怒りからか言葉数少なく、試合会場を後にした。選手たちもショックの残る敗戦に動揺を隠しきれない様子。ある選手などは、試合後の相手チーム及びレフェリーとの握手を忘れて引き上げてしまうほどだった。
相手のオウンゴールで先制したものの、その後、ゴールは奪えず。同点をされたものの、アウェイ戦だけにそれは想定ない。しかし、引き分けで終わりたかった。勝ち切ることと同じように、アウェイでは「引き分け切る」ことも大切。自身も勝ち点1を得れるが、何より大きいのは相手のホームで相手の勝ち点を2減らすことができる点だ。
ACL出場チームとの4連戦。2戦目の江蘇にも敗戦。
試合後、岡田監督は選手たちに早々に食事を済ませるよう指示。選手たちもショックからか食欲がなく、すぐに食後のミーティングが始まった。
「(代表月間のため)これからしばらくのオフになる。だが、今日の結果を見たら、君たちにオフを与えたくない。君たちに必要なのは、練習、練習、また練習だ!ただ、みんなの疲労を考慮して、やはり当初の予定通りオフとする。しかし、次の試合は絶対に負けてはいけない!ずっと同じ場所で足踏みしているようじゃ駄目なんだ!」
チームは現在、3連敗中。
しかもオフ明けの次節(6月22日)はACL常連の強豪・北京だ。唯一の好材料は杭州がホームで北京を迎え撃つこと。
ここがひとつの正念場だ。
連敗は単に順位を下げるだけでなく、チームの勢い削ぎ、雰囲気を悪くする。このままずるずるいくのか。それとも…
まずは、オフ期間中にしっかりとリフレッシュしてほしい。
(筆:小松英之)
小松英之(こまつひでゆき)
サッカーコラムニスト。
サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。
【略歴】
静岡生まれ。
小さい頃から地元の高校である清水商業や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。Jでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。
【観戦経験】
英プレミア:マンU(香川移籍後)、チェルシー、マンチェスターC。
リーガ:バルセロナ
セリエ:ユベントス、ローマ。
【中国Cリーグ】
中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花や武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鋒氏とは何度も会食している。
08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。
09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。
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