【公式】松本忠之「中国人は反日なのか」(コモンズ出版)著者のブログ

中国が発信している情報を偏見なく紹介します。その他、趣味のサッカー(ガンバ大阪/清水エスパルス/バルセロナ)やお酒の話題など。

岡田武史監督「私は理想主義者だ」

イングランド・オランダ・日本・中国の各国の指導者ライセンスを所持するサッカースクール!

小松英之の連載がブログで紹介されました!

杭州(H)21上海東亜

「私は理想主義者なので、永遠により良い結果を求めています」

岡田監督がリーグ2連勝にも満足を見せず、コメントした。

前節、アウェイで青島を10と破り、ホームに凱旋した岡田杭州

何度も述べてきているように、岡田杭州ACL圏内を狙うには、ホームでいかに勝ち点3を取るか、もっといえばいかにホームで「勝ち切るか」が求められる。

それを証明する素晴らしい試合が今節(第9節)だった。

ホームで上海東亜を21で破った。

しかも、前半にPKで先制するも、後半26分に同点に追いつかれるという嫌な展開。勝ち切れないとはつまり、リードしても追いつかれてしまい、引き分けに持っていかれる戦いだ。この試合でもそんな展開が頭をよぎる。

しかし、今節は違った。

後半35分。元日本代表・大黒の突破からゴール前でFKのチャンスを得ると、そこから逆転に成功したのだ。21。しっかりと勝ち点3を積み重ねた。

岡田監督はこの試合、ハーフタイムに戦術を調整していた。後半から、前線の4人に対して、相手のDFラインへさらにプレッシャーをかけることを指示したのだ。これで攻撃のリズムが生まれた。さらに岡田監督は、逆転ゴールに関して「このゴールの背景には、チーム全員のあきらめない闘争心があった」と選手たちのメンタルを称えた。

これで岡田杭州は勝ち点13の7位(16チーム中)にまで順位を上げた。ACL圏内の4位北京国安が勝ち点15。このまま勝ち点を重ねていけば、来季のACL出場が見えてくるかもしれない…

2連勝してチームに勢いがある今、ここでさらに勝ち点を伸ばしておきたいところだが、次節はあの広州恒大をホームに迎える。勝ち点3を奪うことは難しいが、勝ち点1を取れれば、チームは勢いをそぐことなく前へ進めるだろう。

次節にも注目だ。

(筆:小松英之)

小松英之(こまつひでゆき)

サッカーコラムニスト。

サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。

【略歴】

静岡生まれ。

小さい頃から地元の高校である清水商業や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。Jでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。

【観戦経験】

英プレミア:マンU(香川移籍後)、チェルシーマンチェスターC。

リーガ:バルセロナ

セリエ:ユベントス、ローマ。

欧州CL:バルセロナベンフィカ

【中国Cリーグ】

中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鋒氏とは何度も会食している。

08年 Cリーグ武漢光谷の日系企業スポンサー募集担当。

08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。

09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。

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