岡田武史監督8試合でやっと2勝目に「やっとものにした」
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小松英之の連載がブログで紹介されました!
青島(H)01杭州
「ここまで我々はいい試合をしてきた。ただ残念なことに、勝ち点は高くない。今日はやっと試合をものにできた。今日はピッチがあまりよくなかったので、シンプルに早く攻める戦術を採用し、選手たちも私の意図を理解してくれた。気持ちの面でもいいものを見せてくれたので、いい試合ができたし、やっと2勝目をあげることができた。リーグ戦はまだ長いので、再び最初からという気持ちで臨みたい」
これまでの戦績は2勝2敗4分。青島戦の勝利で勝ち点を10に積み上げ、順位を16チーム中8位とした。
現時点でのトップは広州恒大と山東魯能の勝ち点19。9ポイント差をつけられているが、前節は現在首位の山東魯能と引き分け、今節では現在4位につけている青島からアウェイで貴重な勝利を挙げた。このまま上位との対決で引き分け以上の成績を収めていけば、ACL圏内が見えてくる。
ポイントはやはりホームの試合で勝ち点3を取ること。
4つの引き分けのうち、3試合はホームで引き分けているが、そのうち2試合は「勝てていた」試合だ。終盤での失点で勝ち点3を勝ち点1にしてしまっている。この2試合で勝ち切っていれば、勝ち点は現在より4ポイント上であり、そうなると順位は5位にまで上がる。勝ちきらなければ、ACLは見えてこない。
次節はホームで上海東亜を迎える。
ホームでしっかり勝ち点3を取れるかどうか。
そしてホームでどのような戦術を敷いてくるのか。
岡田監督の手腕に注目だ。
(筆:小松英之)
小松英之(こまつひでゆき)
サッカーコラムニスト。
サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。
【略歴】
静岡生まれ。
小さい頃から地元の高校である清水商業や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。Jでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。
【観戦経験】
英プレミア:マンU(香川移籍後)、チェルシー、マンチェスターC。
リーガ:バルセロナ
セリエ:ユベントス、ローマ。
【中国Cリーグ】
中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花や武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鋒氏とは何度も会食している。
08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。
09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。
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