【公式】松本忠之「中国人は反日なのか」(コモンズ出版)著者のブログ

中国が発信している情報を偏見なく紹介します。その他、趣味のサッカー(ガンバ大阪/清水エスパルス/バルセロナ)やお酒の話題など。

中国は日本を超えたか?

イングランド・オランダ・日本・中国の各国の指導者ライセンスを所持するサッカースクール!

小松英之の連載がブログで紹介されました!

ACLのグループリーグ(EH)が終了した。

Cリーグからは、広州恒大北京国安が決勝トーナメント進出を果たした。

中国がACL戦う上で指標とするのはJクラブだ。

もちろん、Kクラブにもライバル意識はあるが、自国よりもサッカーレベルが高い日本と韓国を前に、中国ではやはり歴史的に因縁のある日本をよりライバル視する傾向にある。さらにいえば、韓国サッカーよりも、日本サッカーの発展と強さを素直に認める土壌が中国サッカー界(サポーター含む)にはある。

そんな中、Jクラブはわずかに柏のみが決勝トーナメント進出を決めたのに対して、Cリーグでは広州と北京と2チームが進出。Kクラブも2チームだ。

ナショナルチームでは日本にも韓国にも歯が立たない中国は、ACLでその思いをぶつける。クラブでなら、JやKに勝てる、と。そして、中でも特に意識してしまうJに関して、今季のACLでは、Cクラブのほうが決勝トーナメント進出チーム数が多かった。これは、中国サッカー界にとっては自信をつけていく上で非常に大切な要素だ。

Cでは特に、広州恒大の強さが際立っている。

豊富な資金力でいい選手を集めて、監督にリッピを連れてくるのだから、強いのは当然ともいえるが、Cリーグ内のみならず、ACLという国際舞台でも実力を発揮できるというのは、真の強さを身につけているともいえる。

広州と北京の決勝トーナメントでの活躍を期待すると共に、岡田武史監督率いる杭州にもぜひ、ACLの舞台に立ってほしいものだ。

(筆:小松英之)

小松英之(こまつひでゆき)

サッカーコラムニスト。

サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。

【略歴】

静岡生まれ。

小さい頃から地元の高校である清水商業や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。Jでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。

【観戦経験】

英プレミア:マンU(香川移籍後)、チェルシーマンチェスターC。

リーガ:バルセロナ

セリエ:ユベントス、ローマ。

欧州CL:バルセロナベンフィカ

【中国Cリーグ】

中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鋒氏とは何度も会食している。

08年 Cリーグ武漢光谷の日系企業スポンサー募集担当。

08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。

09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。

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