【中国サッカー】中国人選手が岡田監督に不満?
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小松英之の連載がブログで紹介されました!
「岡田監督が戦術を大幅に変更する」
そんな記事が出たのは、前節、上海申鑫に敗れた後だった。それまでのつなぎ重視の攻撃サッカーから、守備を固めて勝ち点を取りに行く戦術に変えると宣言したというのだ。記事は、「昨年と同じ迷路にはまりはじめた」「戦術変更でなんとか低調なチームを変えたいのだろう」と綴っている。
確かにチームは低迷している。
第6節を終えた現時点で、岡田監督率いる杭州緑城は勝ち点6の9位。ACL圏内の4位北京国安が勝ち点12だから、すでに倍、引き離されている。
さらに記事では気になる内容があった。それは、選手が岡田監督に不満を持っているという。その理由は、オフだ。以前は試合翌日をオフにしていたが、現在は週末の試合後もオフは取らず、木曜日になってからやっとオフにするという。これが選手の不評を買っているという記事だ。調整が難しく、疲労が残ってしまうという。
それもこれも、成績がよくないことが原因であろう。勝てていれば、雰囲気もよくなってくる。多少の不満はあっても、結果が出ていればそれが充実に変わる。
次節は現在首位を走る山東魯能をホームに迎える。ここで首位を叩いておけば、後々の順位にも響くし、チームも勢いに乗れる。
岡田杭州は守備重視の戦いで勝ち点3を取ることができるのか。
試合は27日19:35キックオフだ。
(筆:小松英之)
小松英之(こまつひでゆき)
サッカーコラムニスト。
サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。
【略歴】
静岡生まれ。
小さい頃から地元の高校である清水商業や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。Jでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。
【観戦経験】
英プレミア:マンU(香川移籍後)、チェルシー、マンチェスターC。
リーガ:バルセロナ
セリエ:ユベントス、ローマ。
【中国Cリーグ】
中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花や武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。
08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。
09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。
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