【公式】松本忠之「中国人は反日なのか」(コモンズ出版)著者のブログ

中国が発信している情報を偏見なく紹介します。その他、趣味のサッカー(ガンバ大阪/清水エスパルス/バルセロナ)やお酒の話題など。

【中国サッカー】やりきれない岡田監督…FWの決定力不足に

イングランド・オランダ・日本・中国の各国の指導者ライセンスを所持するサッカースクール!

小松英之の連載がブログで紹介されました!

33のスコアにも、「3つのチャンスを逃した」。

岡田武史監督率いる杭州緑城は、ホームに首位の山東魯能を迎えた。今後の上位争いを考えると、ここで叩いておきたい相手だったが、惜しくも33で引き分けた。

試合後、3点取ったことに対しての評価と、3失点したことへの苦言がでるかと思いきや、岡田監督は「3つのチャンスを逃した」と語り、「まだまだ解決すべき課題があるということ」と攻撃陣の課題について言及した。

また、この試合の戦術について聞かれた岡田監督は、

「今までの戦術は複雑だったかもしれない。今日はよりシンプルにした。それによって選手の能力がより発揮できた」と語り、全体を通しても「選手が能力を発揮してくれた」と一定の評価を与えていた。

それにしても、勝ち切れない状況は昨季と変わっていない。

この試合も試合終了間際に同点に追いつかれた。勝ち点3がすぐそこに見えていたのに、2ポイント下げる結果となった。このあたりの改善がなければ、上位には食い込めない。また、ホームでの勝ちが少ないことは昨季のデータを見ても明らかだ。試合後、記者から「ホーム開幕戦に続き、また引き分けたが?」との質問が岡田監督に飛んだが、「その2試合を比べることはできないし、比べる意味もあまりない」と答えていた。確かにその通りだが、しかし、ホームで勝ち切れないという課題は残る。

今後、どのように修正していくのかに注目だ。

(筆:小松英之)

小松英之(こまつひでゆき)

サッカーコラムニスト。

サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。

【略歴】

静岡生まれ。

小さい頃から地元の高校である清水商業や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。Jでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。

【観戦経験】

英プレミア:マンU(香川移籍後)、チェルシーマンチェスターC。

リーガ:バルセロナ

セリエ:ユベントス、ローマ。

欧州CL:バルセロナベンフィカ

【中国Cリーグ】

中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鋒氏とは何度も会食している。

08年 Cリーグ武漢光谷の日系企業スポンサー募集担当。

08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。

09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。

BEE Football Spiritは「上海をサッカーの街にするプロジェクト」をサポートします!