英紙「マンUは香川が一番トップ下に適している」
イングランド・オランダ・日本・中国の各国の指導者ライセンスを所持するサッカースクール!
小松英之の連載がブログで紹介されました!
その記事のメインニュースは、ルーニーがパリSGに移籍するというものだった。パリSG関係者が「確定的」と語ったと報じている。事の真偽は定かではない。
報道したのは英国のマンチェスター・イブニング・ニュース。その報道によると、マンUはFWファン・ペルシの残留は確定とし、さらに香川については「誰よりもトップ下に適している選手」と書いている。
マンUが以前からずっと指摘されているのは、個人の能力を前面に押し出したサイドアタック主体のサッカーは、プレミアでは通用しても、欧州CLの強豪レベルでは必ずしも通用しなくなってきているいというものだ。果たしてこの言われ方が正しいかどうかはわからない。ここ数年のマンUは、2007-08に優勝し、2008-09、2010-11には決勝に進出している。この二回は共にバルセロナに敗れたが、相手がバルサということを考えれば、まぁ仕方ないともいえる。
ただし、マンUが悲願の欧州CLのタイトルをもっと獲得していくために、スタイルを変えていく必要があるのは事実だろう。そして、そのスタイル改善役として香川を獲得した、という話もよく聞かれる。
ファーガソン監督は香川について「ドイツから英国に慣れるには時間がかかる」とし、「来季、シンジはもっとよくなる」と語った。上述した同紙が紹介するように、香川がチームのスタイル改善の中で、トップ下にもっとも適した選手になっていく可能性も十分にある。
まずは今季リーグ制覇を。
そして、来季こそ、香川トップ下の布陣で、欧州制覇を。
(筆:小松英之)
小松英之(こまつひでゆき)
サッカーコラムニスト。
サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。
【略歴】
静岡生まれ。
小さい頃から地元の高校である清水商業や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。Jでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。
【観戦経験】
英プレミア:マンU(香川移籍後)、チェルシー、マンチェスターC。
リーガ:バルセロナ
セリエ:ユベントス、ローマ。
【中国Cリーグ】
中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花や武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。
08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。
09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。
BEE Football Spiritは「上海をサッカーの街にするプロジェクト」をサポートします!