【公式】松本忠之「中国人は反日なのか」(コモンズ出版)著者のブログ

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中国人サポーターは香川が画面に映し出されると…

イングランド・オランダ・日本・中国の各国の指導者ライセンスを所持するサッカースクール!

小松英之の連載がブログで紹介されました!

マンU10上海申花の試合をスタジアム観戦した。

午後7時50分。試合開始直前。

ピッチ登場前、選手が控え通路に並んでいるとき、スタジアムの巨大電光掲示板には、カメラが捉えたマンUの先発メンバーの顔ぶれが映し出される。

ファーディナント、キャリックバレンシア、マケーダ…

そして、その列の最後に香川が登場した途端、スタジアムにそれまでにはなかった圧倒的な大歓声が起こった。

よく見れば、マンUサポーターが陣取る観客席には、背番号26の巨大横断幕が。この日の試合で、これだけ巨大な横断幕は他になかった。

プレー中も同じだった。

スクリーンに香川がアップで映し出されるたびに、大歓声。

そして、迎えた後半23分。香川の先制ゴール。中国メディアが絶賛したこの日最大の見せ場。やはり香川はスーパースターだった。

「期待されながら、しっかりと結果(ゴール)を出すことができるのがスーパースター」

以前、ある日本人解説者がロベルト・バッジォを指して言っていた言葉が甦る。

この日、中国人サポーターからもっとも期待されていたのは明らかに香川だった。そして、10の勝利の決勝点をたたき出した。まさに、スーパースターだ。

余談ながら、ファーガソン監督がスクリーンに映し出されたときも、香川と同じくらい大きな歓声が沸いていた。中国では欧州リーグの試合がよく放送される。それも3大リーグだけでなく、ドイツやフランス、オランダのリーグ戦も頻繁に放送されている。彼らにとって、欧州のクラブチームは日本人よりも身近なのかもしれない。

そんな彼らの目の前に、颯爽と現れた「お隣の国」「同じアジア人」のマンU選手・香川真司反日感情という壁をいとも簡単に越えさせてしまう力が、サッカーには、そしてスーパースターには、あるのかもしれない。

<筆:小松英之>

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