【公式】松本忠之「中国人は反日なのか」(コモンズ出版)著者のブログ

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フランス代表泥沼化。もしも日本代表だったら…

小松英之【連載】海を越えたピッチからの便り

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トータル・フットボール・アジア代表【野口大輔】のブログ

フランス代表が泥沼化している。アネルカの強制帰国、選手の練習ボイコット、ドメネク監督の声明文読み上げ、そしてついにはサルコジ大統領が介入するまでに至っている。

この状況をわかりやすくするために、日本代表に例えたらどうなるだろうか。

オランダ戦にて戦術をめぐり、FW大久保がハーフタイムに岡田監督と激しい口論になった。大久保はその際、かなり汚い言葉で岡田監督を罵ったという。

大久保本人は岡田監督と口論になったことは認めたが、マスコミが報道したような汚い言葉は否定した。さらに、なぜロッカールームでの口論がマスコミに流れたのかについて、不快感を示した。

日本サッカー協会はこの事件を重視し、検討した結果、大久保の南アからの強制帰国を決めた。言葉の内容の真偽はまだ解明が必要だが、一致団結してグループリーグ突破を目指すチームに不協和音を生み出したことを重く見た。

この騒動にチームキャプテンである川口が説明会見を開き、大久保を擁護した。いわく、大久保はマスコミが報道しているようなことは口にしていない。にもかかわらず、協会はマスコミ報道を真に受けて今回の処分を決めた。到底納得できるものではない、と。

川口が会見を開いたその日の午後、日本代表の選手たちは練習場に姿を見せたが、ファンにサインをしたのみで、練習をボイコットした。協会の大久保に対する処分への抗議だ。岡田監督は選手を説得していたようだが実らず、バスから出てくると報道陣に向けて選手たちの声明文を読み上げた。第三戦のデンマーク戦は全力で戦うことを誓う。だから日本の皆さんは心配しないで欲しい。しかし、大久保に対する処分は受け入れられない。

岡田監督もすでに収集不能の様子。選手を説得できず、声明文を読み上げるだけだった。そして、大久保はまだ南アに残っているという報道がなされ、現場はさらに混乱の度合いを増す。

この事態を重く見た管首相がついに介入に乗り出した。駐南ア大使に命じて選手と協会の間を取り持つよう指示した…

フランス代表騒動をなんとなく見て「大変なことになっている」と思ったが、こうして自国に当てはめてみると、その問題の大きさがより実感を持って伝わってくる。

フランス代表のグループリーグ第三戦は果たして…

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