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【小松英之試合レビュー】イタリア11パラグアイ(グループF)

小松英之【連載】海を越えたピッチからの便り

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【小松英之による試合レビュー】

2010年6月14日 グループF イタリア11パラグアイ

今大会は全体的に守備的な戦い方から入って、カウンターやセットプレーから得点を決めるというパターンが多いように思われる。

世界チャンピオンのイタリアに挑んだパラグアイもそうだ。引き気味に戦い、前半38分にセットプレーから見事に先制点を奪った。

それにしても、イタリアのメンバーはどうもパッとしない。実力の問題ではない。スター性の問題だ。イタリア代表といえば、当然スターをずらりと揃えたチームというイメージがあるため、今回のメンバーはどうしてもいまいちに思えてしまう。しかもピルロは直前の怪我で出場しなかったから余計に、だ。

しかしもちろん、このままで終るほど世界チャンピオンは甘くない。後半18分、コーナーキックからデ・ロッシが同点ゴールを決めて、イタリアは初戦をドローで終えた。

パラグアイがこのグループではイタリアの次に強豪である上に、イタリアは実は毎回、予選やグループリーグで苦労する変な癖がある。だから、あまり心配しなくていい。ここで負けていたらそれは大ごとだが、引き分けで終えたのだから最低限の仕事はしたことになる。それに、この後はニュージーランドスロバキアと、比較的楽なカードが控えている。

ただひとつ気になるのは、日本のいるグループEの2位が、イタリアのいるグループFの1位と決勝トーナメントで対戦することだ。16強で日本対イタリア…

ぜひ見てみたい一戦である。

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筆者紹介:小松英之(こまつひでゆき)

サッカーコラムニスト。中国語教師。龍飛中国語会話スクール名誉講師。サッカー専門サイト「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。

静岡生まれ。

小さい頃から地元の高校である清水商業や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。その他チェルシーマンチェスターC、ユベントスなどの観戦経験あり。

中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海シンハや武漢光谷といったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。

08年 Cリーグ武漢光谷のスポンサー募集窓口担当。

08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。

09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。

山東魯能でコーチを務める張海濤コーチとは家にも行ったことがあるほどの仲。張コーチは08年、ドイツのケルンFCにてコーチ留学を終えて帰国した。ドイツでのコーチ留学の状況を聞けるなど、貴重な交流を重ねている。