【公式】松本忠之「中国人は反日なのか」(コモンズ出版)著者のブログ

中国が発信している情報を偏見なく紹介します。その他、趣味のサッカー(ガンバ大阪/清水エスパルス/バルセロナ)やお酒の話題など。

日本のエース復活に期待していいのでは…?

21日。J1・第25節大宮vs浦和の埼玉ダービーで、浦和がFW高原直泰(29)のゴールで大宮を1-0で下した。浦和は順位を2位に上げた。

前半27分。FW高原が相手DFラインの裏へ飛び出すと、左サイドの相馬から絶妙のスルーパスが。高原は飛び出してきた相手GK江角をかわすと、一瞬顔を上げてゴールを確認したあと、右足を振りぬいた。放たれたグラウンダーのシュートはGKの股の間を抜けてネットを揺らした。

このゴールによって日本のエース・高原の復調を期待する人もいると思うのだが、私の場合、それはこのゴールが4月の京都戦以来、17試合ぶりの決勝弾ということよりも、このゴールが非常に「高原らしい」ゴールであったからだ。

日本のFWの決定力不足はすでに日本サッカー界の常識のようになってしまったが、その原因のひとつとして「ゴール前での冷静さに欠ける」ということが挙げられる。

その点、昨日の高原のゴールは非常に冷静だった。GKをかわしたあとの一瞬のルックアップ、そしてGKの股間を抜くグラウンダーのシュートを選択した一瞬の判断。欧州で磨かれた技と経験を見たることのできたゴールであった。

きれいでなくてもいい、泥臭くてもいい、とにかくゴールを決める、ただそれだけを狙っている。しかも、異常なくらい強烈にそこにこだわる…そういったタイプのFWが世界には多く見られても、なかなか日本では見られない。やはり、現在の日本代表がアジア予選を勝ち抜くだけではなく、その後、世界の強豪相手に戦うには、この男の存在は欠かせないのではないか。

スランプは誰にでもある。ドイツから日本に戻り、Jリーグへ適応する時間を要するかもしれない。しかし、やはり高原に戻ってきてほしい。今度は日本代表で、W杯予選でゴールする姿を見せてほしい。

筆者紹介:

小松英之(こまつひでゆき)。静岡生まれ。

小さい頃から地元の高校である清水商業や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。中国のプロサッカーリーグであるCリーグの観戦多数。

また、中国女子サッカー代表の監督を務め、現在Cリーグの強豪・山東魯能でコーチを務める張海濤コーチとは、家にも行ったことがあるほどの仲。同コーチは今年、ドイツのケルンFCにてコーチ留学を終えて帰国した。ドイツでのコーチ留学の状況を聞けるなど、貴重な交流を重ねている。

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