【公式】松本忠之「中国人は反日なのか」(コモンズ出版)著者のブログ

中国が発信している情報を偏見なく紹介します。その他、趣味のサッカー(ガンバ大阪/清水エスパルス/バルセロナ)やお酒の話題など。

アジアのサッカーレベルを底上げしよう!

 8日、来季より新しいシステムで行われるアジアサッカー連盟チャンピオンズリーグ(ACL)の概要が発表され、Jリーグからは4チームが参加することとなった。

新ACLは全32チームによって争われ、日本からはJリーグの成績上位3チームと、天皇杯チャンピオンの4チームが参加権を獲得する。また、もしも天皇杯優勝チームがJリーグの上位3チームと重なった場合は、Jリーグの4位のチームがACLに出場することとなる。ACL優勝チームはクラブワールドカップへ出場できるほか、賞金約1億5000万円を獲得する。

この新しいACLへの参加チームについては、日本、韓国、中国、サウジアラビア、UAE(アラブ首長国連邦)、イランからそれぞれ4チームが参加し、残りの枠を、オーストラリア、クウェートなどのチームが占める。その他の国、例えばシンガポールカタールなどのチームは、予選にあたるプレーオフに参加し、そこを勝ち抜けばACLのグループステージに進むことができる、というシステムだ。この新しいシステムは09年と10年のACLで実施予定である。

「日本サッカー界の発展」はもとより、「アジアのサッカー」発展のためには、アジア各国のリーグが充実し発展することが必要不可欠である。その意味からも、今回のように積極的な試みでACLを開催していく意義は非常に大きい。

また、今回のこの決定で非常にうれしいのが韓国・中国からも4チームが参加することだ。BEE Football Spiritではアジアのサッカーに注目し、その中でも日本とは隣国である中国と韓国のサッカー事情を日本語で提供しているが、このようにアジア各国の対戦及び交流が増えれば、アジア全体の底上げになる。

さらにうれしいニュースがある。

8日のアジア・サッカー連盟(AFC)の発表によると、上述したように2009年から新方式となるACLで、アジア枠の導入を検討しているという。

現在のシステムでは、1チームあたり外国選手は3人までと決まっているが、その3人とは別に、AFC加盟国・地域の選手1人を出場可能とする法案だ。11月のAFC理事会で決定される見通しである。

 

このアジア枠が認められれば、出場クラブは外国人選手を同時に4人起用できることになる(4人のうち1人はAFC加盟国・地域の選手)。ちなみにJリーグは既に来季からアジア枠を導入することを決めている。

ともあれ、アジアサッカー発展のためのシステムや規制の変更は大いに歓迎である。これを気に、ACLの注目度もどんどん高まってくれればと思う。

筆者紹介:

小松英之(こまつひでゆき)。静岡生まれ。

小さい頃から地元の高校である清水商業や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。中国のプロサッカーリーグであるCリーグの観戦多数。

また、中国女子サッカー代表の監督を務め、現在Cリーグの強豪・山東魯能でコーチを務める張海濤コーチとは、家にも行ったことがあるほどの仲。同コーチは今年、ドイツのケルンFCにてコーチ留学を終えて帰国した。ドイツでのコーチ留学の状況を聞けるなど、貴重な交流を重ねている。

あなたのサッカーライフをもっと充実

BEE Football Spirit

ラジオBEE Football Spirit(ネット配信によるサッカー専門番組)

プレミアリーグ動画ハイライト集

セリエA動画ハイライト集

リーガ・エスパニョーラ動画ハイライト集

ユーロ2008全試合動画ハイライト

中国サッカー魂(中国サッカー専門サイト)

韓国サッカー魂(韓国サッカーの専門サイト)

BEE Football Spiritブログ(当サイト)