「小野伸二を代表に選出」を考える

先週の木曜日。8月14日。

キリンチャレンジカップ2008の日本代表メンバー発表会見が行われた。一番の注目はやはり小野伸二選手の選出である。

技術面では間違いなく日本一ではないだろうか。 中田英選手も「自分よりもうまい選手」として中村俊輔選手とともに名前を挙げていた。両足均等に高いレベルのキックができるという点では中村選手以上かもしれない。オランダ・フェイエノールトに移籍したばかりの頃、当時の同クラブ監督が初めて小野選手の練習を見たとき、「右利きか左利きか見分けが付かなかった」というくらいなのだからすごい。

幼少時代から「天才」と歌われ、オランダリーグで長年プレー。一度は古巣の浦和に復帰するも、現在はドイツで活躍する小野選手。Ｗ杯にいたっては98年フランス大会から06年ドイツまで、3大会連続で日本代表に選出されている。

しかし、常に怪我で悩まされてきた。天才であるが故の宿命か、足にはいくつもの爆弾を抱えている。

そんな小野選手が「やっと」帰ってきた。

海外組が多く、タレントが多い中盤で果たして小野選手はどのように機能するのか。海外経験が多く、Ｗ杯経験も豊富な（試合出場数はそれほど多くはないかもしれないが）小野選手は今の岡田ジャパンに不可欠な選手だと信じたい。