「世界王者になったのはまぐれじゃない」
編集:中国サッカー魂編集部
「まるで決勝戦のように感じている」
「命をかけた試合」
「我々はまぐれで世界王者になったのはではない」
いささか大げさにも聞こえるし、マスコミ対策もあるだろうが、しかしながらまったくの本音でないこともないだろう。
イタリア不動の守護神、ブッフォンがフランス戦を前に語った内容である。
そのイタリアは見事、フランスを20で下した。同組もう1試合、オランダVSルーマニアでオランダが勝利したため、イタリアの決勝トーナメント進出が決定した。
やれやれ、である。
この世界王者に、ファンはいつもどきどきさせられる。しかし、結局は勝ち抜く。そのあたりがカルチョ伝統国としての底力なのだろう。これからが本番だ。まずはスペイン。今大会はひょっとしたらいつもの「期待はずれ」を挽回するのではないかと大いに期待してしまうくらい、好調を維持している。また、ビジャという大会ラッキーボーイも現れた。この強豪相手にどのような戦いを見せるのか。
それにしても、アズーリでキャプテンもつとめるこの守護神の発言はよくピックアップされる。GKでこれだけ発言が取り上げられるのは珍しいのではないか。それだけブッフォンはこのチームの精神的な支柱でもあるのだろう。
「イタリアの全国民に謝りたい」
オランダに03という屈辱的な大敗を喫した試合後のブッフォンのコメントである。
もう過去のことはいい。とりあえずグループリーグを突破してくれたから、もう過去は問わない。我々がほしいのはただひとつ。イタリアの優勝あるのみ。
提供:ビッグイーストグループ