ルーマニアがフランス代表ドメネク監督を批判
編集:中国サッカー魂編集部
オランダに勝てば、自動的にC組2位となり準々決勝へ進出が決まるルーマニア。
なんとフランス代表のドメネク監督が、オランダはすでに準々決勝へ進出を決めているため17日のグループリーグ最終戦では全力で戦わず、ルーマニアに勝利をプレゼントすると主張した、というのだ。
本当にドメネク監督がそのような発言をしたのかどうかは不明だが、オランダとしては決勝トーナメントに進出して再度対戦する可能性があるのなら、確かにイタリアやフランスよりもルーマニアのほうがいいのかもしれない。たとえグループリーグでイタリアに30、フランスに41で勝利しても、だ。
そもそもイタリアなどはワールドカップでもこのような戦いを見せることがよくある。
グループリーグでとても不調で、かろうじて決勝トーナメント進出を決める。しかし、決勝トーナメントでは伝統国と底力を発揮して、結果的に上位へ進出。94年のアメリカ大会などはその典型かもしれない。
オランダは今大会、これだけ好調を維持しているのだから、頭の中ではすでに優勝へのストーリーを描いているはずだ。それならば、どこが決勝トーナメントに進出してくるかは当然気になるところだ。
それにしても、フランスとイタリア、06年W杯の優勝・準優勝国がグループリーグで敗戦となると波乱も波乱である。しかもオランダと共に決勝トーナメントへ進出したのがルーマニア、となればなおさらだ。
大会前、ムトゥがC組に入ってしまったことをインタビュアーから聞かれ、
こう答えていたのを思い出す。
「確かに難しいグループだ。しかし、チャンスはある。今度は我々が奇跡を起こす番だ」
果たして奇跡は起こるのか…
提供:ビッグイーストグループ