【公式】松本忠之「中国人は反日なのか」(コモンズ出版)著者のブログ

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番狂わせか妥当な結果か…

編集:中国サッカー魂編集部

これは番狂わせか、それとも妥当な結果か…

ユーロ2008は12日、1次リーグB組の2試合が行われ、クロアチアがドイツを21で下して準々決勝進出を決めた。

チャイナ国内の報道を見ていると、番狂わせ的な報道が目立つ。

確かに、ドイツは優勝候補にも挙げられているし、バラック、クローゼといったおなじみのスター選手に加え、ポーランド戦ではポドルスキが2得点をあげるなど、開幕から好調ぶりばかりが注目されてきた。

一方のクロアチアといえば、初戦、開催国オーストリアとの一戦は実力差では圧倒的に上回っているにもかかわらずPKで得た1点を辛くも守りきっての勝利。決していいスタートを切ったとはいえなかった。

それだけに、ドイツがクロアチアにも勝って当然という雰囲気が試合前から漂っていたのはある意味しょうがないかもしれない。

しかし、である。

クロアチアの今大会予選の通算成績は9勝1敗2引。

なぜ本大会にイングランドの姿が見えないのか。それを忘れてはならない。

予選でクロアチアイングランドを20、32で破っているのだ。

しかも32のスコアはイングランドのホーム戦だった。

例えばイングランドが本大会に出場を果たして、ドイツとのカードがあったとしたら、「強豪対決」「好カード」と呼ばれ、イングランドが勝っても「番狂わせ」とはならないであろう。

もちろん、イングランドクロアチアとを単純に比較することは無意味なことだが、それにしてもクロアチアの実力を過小評価しすぎてはいないか。

クロアチアにはその実力が安定したものであることを証明してもらうためにも、次のポーランド戦もいい戦いを見せてほしい。

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