岡田ジャパンにいい知らせ!? イラク代表がワールドカップ予選から消える…
中国最大のポータルサイト・通称QQネットは、サッカーイラク代表が、1年間の国際大会の出場停止処分を受けそうだと報じた。
このニュースによると、現イラク政権は21日、正式に国内のオリンピック協会及びすべてのスポーツ協会の解体を発表。同時に設立された臨時委員会がしばらくはスポーツに関連する業務を引き継ぎ、3ヶ月以内に新たなオリンピック委員会及びその他スポーツ協会の人選を行うと発表した。これを重く見た国際オリンピック委員会は、イラクに対し、1週間以内のオリンピック協会及びその他スポーツ協会の復活を勧告。それがなされなければ、イラクのオリンピック及びその他すべてのスポーツ競技の国際大会への参加を認めない、とするものだ。サッカーワールドカップも、この中に含まれている。FIFAもオリンピック委員会の勧告を支持すると表明した。
もしもイラク政権が29日午後2時までに、この勧告通りにオリンピック協会及びその他スポーツ協会の復活を行わなければ、ワールドカップ3次予選を戦っているイラク代表は予選A組みから消えることとなる。
イラク代表といえば、昨年のアジアカップでの優勝がまだ記憶に新しい。中東勢の中でも、イランやサウジアラビアと並んで強豪国に位置する。
しかし、このような政治的要素によってスポーツ発展の道が閉ざされるようなことがあっては絶対にならない。それは、過去の歴史が物語っていることでもある。
岡田ジャパンにとっては、アジア最終予選にイラクのような強豪が出てこないことは確かにプラスかもしれない。だが、真の実力が試されるワールドカップ予選では、どの国と当たろうと激戦は免れない。それを考えれば、イラクが出てこようとこまいと関係ない。要は、韓国だろうがイラクだろうがオーストラリアだろうが、きっちり勝ってW杯出場を決める。ただそれだけだ。
いずれにしろ、今週29日までのイラクの動向には注目したい。
編集:中国サッカー魂