【公式】松本忠之「中国人は反日なのか」(コモンズ出版)著者のブログ

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春含是?春含って誰だ?長春が調査を要求!

中村祐人が15~16シーズンを振り返る。最新インタビュー

中超第25節

石家庄永昌(H)3-2長春亜泰

アウェーで石家庄永昌に敗れた長春。しかし、あまりに納得のいかない判定に、調査要求を突きつけた。それも、中国サッカー協会に対してだけではない。国家公安局の介入をも希望した。

この試合、中国サッカー協会が事前に発表していた主審は周だった。しかし、その周氏が試合直前に体調不良を訴えた。そのため、キックオフ一時間前に急遽、第四審判の春含が笛を吹くことに。結果、8枚のイエロー、一枚のレッド。長春のベテラン杜震宇は不可解な判定で2枚のイエローで前半のうちに退場。長春のPK獲得は見逃され、長春の明らかにPKではないプレーは相手にPKの判定…監督、選手だけでなく、スタンドもピッチ内の主審に対するブーイングが治まらなかった。

長春と石家庄は残留争いの直接対決だった。この試合の結果により、長春は石家庄に勝ち点で追い越されて最下位転落。さらに他会場では同じく残留争いをする杭州緑城山東魯能が勝利した。それだけにより痛い敗戦となった。

2009年。中超では審判買収を含むリーグ全体の八百長が発覚。以来、リーグ浄化に努めてきた。今回の審判交代とそれによる不可解判定は、あたかも2009年の悪夢が戻ってきたようだとあるメディアは書き立てた。

もちろん、八百長ではないと信じたいが、長春からしたら、やり切れない気持ちなのもよく理解できるだけに、非常に後味の悪い試合となってしまった。

※当ブログでは、中国1部リーグの呼称を中国で一般的に使われている「中超」に統一いたします。「中超」は中国語の「中国超級」(中国スーパーリーグ)の略で、日本でいうJ1に相当します。また、香港プレミアリーグについては「香港プレミアリーグ」と記します。